「僕と同じお墓に入ってくれないか」そんなセリフでプロポーズをする方も少なくないそうですね。ここでは、ちょっとユニークなお墓に関するニュースをご紹介。将来、2人だけのお墓を作りたい、死んだら2人だけでお墓に入りたいという方は、ぜひ、こちらの情報をご確認ください。
お墓と言えば、日本では先祖代々同じお墓に入ったりしますね。先祖代々なので、夫の親や夫の祖父母、そのまた祖父母など、だいぶ関係のない人とも同じお墓に入ることになります。
加えて、最近では、お墓の継承が難しくなっている現状があります。少子高齢化やお金の価値観が変わった現代社会では、永代供養墓や合祀墓などを選ぶ人が増えているようです。
一生独身という人も多いので、その後にお墓のお世話をする人がいない…という人も。こうして考えると、お墓という文化が変わる必要性もあるのかもしれません。
ここで紹介したいのが“自由なお墓”として販売された「&」です。
白い大理石の円柱墓で、大きさは高さ120cm、直径20cmあります。故人をイメージできるように、抱きしめられる大きさにしたのだそうです。
このお墓が特別なのは、間柄も、国籍も、性別も、宗派も、何もかも関係なく、指定した2人だけが入れるお墓だということ。
例えば、仲のいい友人と2人、夫と2人など、ペアで入るお墓になります。
墓碑に2人の俗名、没年月日、行年を彫刻。そして、建立、提供、管理を1200年の歴史があるお寺が行うので、残された遺族などにも負担がありません。
この「&」を考案したのは、東京にある證大寺の二十世住職・井上城治さん。
実は、井上さんは国際結婚をしていて、今の日本社会にマッチしたお墓が必要なのでは?と考えるようになったのだそうです。
最近では、在日外国人も増えていますし、東京では1割のカップルが国際結婚をしているとも言われます。確かに、ここからは新しい形のお墓があっても、悪くないのかもしれませんね。
この「&」は、正価120万円(非課税・埋葬諸費用含む)で、管理費は無料。1人目が亡くなった場合には、税別1万円の植栽維持費を年に1度支払う必要がありますが、2人目からは支払う必要はありません。
二人目の埋葬し、七回忌を過ぎたところで永代供養墓に埋葬するので、後の管理も心配いりませんね。
ちなみに、埋葬できる人数は二名ですがペットは不可。人間同士でお願いします。
埋葬する場所は千葉県船橋市の船橋 昭和浄苑、埼玉県東松山市の森林公園 昭和浄苑です。オプションで永代供養墓「浄縁墓」への埋葬もできるそうなので、後の供養が気になるのであれば、こちらもチェックを。
支払方法については、お墓ローンなどを含む4つの方法から選べますので、一緒に入りたい相手がいるのなら、一度検討してみてはいかがでしょうか。
「&」ホームページ:http://www.joen.jp/lp_and