「とりえあず」の結婚式コーデから卒業!大人ボレロの着こなし方

「とりえあず」の結婚式コーデから卒業!大人ボレロの着こなし方 | 披露宴・1.5次会・帰国後パーティーは会費制結婚式の【会費婚】

2020.7.6th.

結婚式で定番のファッションアイテム「ボレロ」。結婚式に招待されたら「とりあえずいつものボレロでいいかな」なんて手抜きコーデになっていませんか?大人の女性なら、きちんとした結婚式コーデをしたいもの。大切な人の結婚式で失敗しないよう、役立つボレロのコーディネートの知識をご紹介していきます。

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結婚式定番のボレロ、そのメリットとは

ボレロといえば、結婚式の時くらいにしか着ないという人もいるほど、結婚式定番のファッションアイテムです。みなさんもすでに活用しているかもしれませんが、あらためてそのメリットを振り返っていきましょう。

露出を抑えることができる

過度な露出がNGな結婚式。そんな結婚式の衣装では、羽織るだけで露出を抑えられるボレロが大活躍します。だいたい二の腕くらいまでをカバーできるので、ノースリーブや半袖などのワンピースに合わせるのが一般的ですよね。

二の腕は女性が気にする身体の部位でもありますので、うまく隠せるとボレロはとても便利なアイテムになります。

羽織るだけでOK

ショールやストールのように自分でスタイリングする必要がないのがポレロのいい点です。羽織ればいいだけなので、結んだり、巻いたりするのが嫌な方や苦手な方、着崩れるのが心配な人におすすめできます。

ぱっと着ることができるボレロは、何かと慌ただしい結婚式の朝の救世主ともいえます。ショールなどはうまく巻けないと難度もやり直しになることもありますが、ボレロなら数秒で切られてしまうので、煩わしいのが嫌な方にはうってつけのファッションアイテムです。

シンプルドレスもボレロ次第でゴージャスに

ドレスがシンプルなものでも、ボレロにリボンやフリルなどの装飾があれば、それだけで華やかさがアップします。普段から着ているおしゃれ着にオンするだけでも、立派なパーティー衣装にアップグレードできるのがいいですよね。

結婚式の衣装は、年に数回、下手をすれば数年に1度しか着ないものです。いつでも着られる少しオシャレなワンピースを購入したら、後はボレロでパーティールックに変身させるという女性も少なくありません。

手軽に結婚式衣装を用意できるので、ある意味ではボレロを活用したコーディネートは経済的ということもできます。

マナー違反の可能性も!こんなボレロには気をつけて

さて、羽織るだけで簡単にパーティー衣装が完成するボレロですが、気をつけないとマナー違反となる場合もあります。もしかしてあなたのボレロは結婚式に相応しくない可能性も…。きちんとマナーを把握しておきましょう。

白いボレロ

白は花嫁の色ですので、ボレロでも避けたほうが安全です。最近では結婚式用の衣装の売り場でも、白いボレロが売られていることがあります。「売っているんだから」と気軽な気持ちで白いボレロを身に着けてしまうと、結婚式で浮いてしまう可能性もあるので注意してください。

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もし、白っぽいボレロを選びたいのであれば、クリーム色などの真っ白から少し離れた色を選ぶといいでしょう。グレーやベージュなどの明るめの色を選んでもいいですね。純白だけは避けるようにすれば、マナー違反となる可能性は低くなります。

黒いボレロ

結婚式衣装での黒い色は絶対NGという訳ではありません。しかし、一部に黒を使う場合は大丈夫ですが、ボレロの黒が目立つコーディネートをしてしまうと、葬式などの「ケ」をイメージさせるためNGとなるケースも。

年配の参列者や、新郎新婦の親族が気にする可能性もありますので、黒いボレロを着る場合は注意しましょう。黒い色のボレロを着る場合には、ドレスは必ず明るめの色や色彩のあるものを選ぶと安全。グレーなどの黒に近い色味は、華やかさのないコーディネートになる可能性もあるので注意が必要です。

ファーのボレロ

パーティーの華やかさが表現できるファーのボレロですが、動物殺傷のイメージがあるため結婚式ではNGとされます。

最近では華やかさがあるのでフェイクファーならOKとする考え方もありますが、その判断は自分だけでするのは危険です。

同世代だけが集まる結婚式であればセーフな可能性もありますが、幅広い世代が集まる結婚式では浮いてしまうケースも。本物のファーなのかフェイクファーなのかは遠くからは判断できないものですので、避けたほうが無難でしょう。

また、中には一部にファーをあしらっているものもありますね。全く目立たないものなら大丈夫かもしれませんが、少しでもファーがついているだけで周囲からジロジロ見られてしまうこともあります。どうしても着たいなどの理由がなければ、選ぶべきではありません。

ドレスとボレロでのバイカラーに注意

あまり気にしない人も多いのですが、結婚式ではバイカラーはNGとされます。

「2つに分かれている」という印象を受けやすいバイカラーは、「離婚」や「死別」などの不吉な言葉を連想させ、新郎新婦の親族などから白い目で見られることも…。

もし、ドレスとボレロのコーディネートでバイカラーになる場合は、パーティーバッグや靴などに別の色彩をプラスして、バイカラーに見えないような工夫をしましょう。

カジュアルな素材はNG

どんなにオシャレなボレロでも、綿や麻、デニム、ニットなどの素材はフォーマルな場所ではNGです。

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「一部に使われているだけだから」と着てしまうと、周囲の参列者から指摘が入る場合も。恥をかかないためにも、カジュアルな素材は避けましょう。

季節に合わせた素材、デザインを選んで

季節外れの衣装は結婚式ではNGとされます。ベロアを使ったボレロを夏に着たり、オーガンジーなどの透け感のある素材のボレロを冬に着たりするのは結婚式ではマナー違反となります。

また、季節感を大切にしすぎて、冬にニットのボレロなどを選ぶ人もいますが、こちらも前で紹介したようにカジュアルな素材になりますのでNGです。「季節感を出さなきゃ!」と頑張ってしまうと、うっかり用いがちな素材ですので気をつけてください。

ボレロコーディネートのポイントとは

さて、結婚式で定番となっているボレロのコーディネート。簡単だからと何でもかんでもボレロを羽織っていると、ちょっとセンスが悪く見えたり、みすぼらしかったり、「the 結婚式の衣装でございます」感が出て周りから浮いてしまうことも…。ボレロを着る時には、どんなコーディネートのポイントを押さえればいいのでしょうか。

ドレスの色と同系色で

コーディネートでの失敗を防ぐなら、ドレスとボレロを同系色でまとめる方法がおすすめです。ドレスの形やシルエット、装飾を見せたいなら、とくにボレロを同系色でまとめたほうがうるさくないでしょう。

ドレスのトーンとまったく違うトーンを選ぶ

トータルコーディネートが大切な結婚式の衣装は、トーンでドレスとボレロのバランスを取るのもおすすめです。ドレスがハイトーンなら、ボレロはダークトーンにすれば、引き締まった洗練されたコーディネートが可能になります。

ボレロで華やかさをプラスする

シンプルなドレスなら、ボレロは華やかにフリルなどがついたものがおすすめ。

結婚式の衣装はトータルコーディネートですので、シンプルな衣装なら装飾のあるボレロを、装飾のあるドレスならシンプルなデザインのボレロを着て、バランスを取りましょう。

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透け感などをうまく使って

夏場の結婚式などの場合は、透け感など、素材にも気を使うとお洒落になります。また、装飾が多いドレスの場合はボレロのボリュームを抑え、装飾のないドレスの場合はボリュームのあるボレロを着るなどして、シルエットにも気をつけましょう。

ドレスもボレロもボリュームのある素材だと、全体的に重い印象になってしまいます。軽やかさを出すなら透け感のある素材も上手に使うと、全体のバランスが整います。

ラメ糸のボレロでパーティー感アップ

パーティー感を出したいならラメ糸入りのボレロがおすすめです。あまりにギラギラしているものは品がありませんが、ほんのすこしキラキラしているくらいなら、パーティー衣装にはうってつけです。

フリルやリボンなどの装飾が似合わない女性は、控えめなラメ感のあるボレロがお洒落に決まることも。可愛い印象ではなく、落ち着いたコーディネートにしたい場合も、ラメ糸入りのボレロなら華やかさもキープしつつシンプルにまとまります。

自分に合うボレロの選び方

パーティー衣装のお店でボレロを着たら似合わなかった…という女性は少なくありません。簡単に着こなせるはずのボレロも、体型によっては似合わないこともあるのです。自分に合うボレロは、どうやって見つければいいのかのヒントをご紹介します。

二の腕が目立つ?袖の長さは要注意!

ボレロの袖の長さは色々です。ハーフスリーブのものもあれば、長袖のジャケット調のボレロなどもあり、そのデザインはさまざまです。

一般的なボレロは、半袖くらいの袖丈のものが多いですが、二の腕が気になる方はあまりおすすめできません。もし、二の腕が気になるという場合は、少し袖丈の長いものを選ぶと、二の腕の振袖肉が目立ちにくくなります。

ボレロでの失敗衣装の場合はこの袖丈の選び方が間違っているケースが多いので、気にしてみましょう。

大人っぽい印象のコーディネートがよければ、長袖でシックに決めてもいいです。肩幅が広い、いかり肩という女性の場合も、半袖は逆にそのコンプレックスを目立たせてしまうことにも。できるだけ長袖にして、腕のラインを出したほうが、肩幅が気になる方にはおすすめです。

ボレロの丈にも気を配って

ボレロは胸下、ウエストあたりまでの丈の短いものが多いですが、中には前衣だけ丈が長いものなどもあります。この丈の長さにも、体型に合わせて選ぶことが大切ですので気にしてみてください。

ウエストが気になる方のボレロの選び方

ウエストまわりが気になるからと前頃もが長いものを買ってしまうと、隠すどころかウエストの太さが目立ってしまうことも。

ドレスがAラインなどでウエストが引き締まっていないシルエットなら、できるだけ短めのボレロでさっぱりとしたコーディネートにしたほうがいい場合も。ハイウエストのドレスなら、前衣の丈が少し眺めのボレロでもバランスよく見えるので参考にしてください。

脚が短い方のボレロの選び方

脚が短いなどのコンプレックスがある女性の場合は、丈の短いボレロで脚長効果を狙うのがおすすめです。ハイウエストな印象になり、足の短さをカバーしてくれます。ウエストの引き締まっていないドレスなどを選び、高めのハイヒールなどを選ぶと、よりバランスが良く見えるでしょう。

胸の大きい方はボレロのボリュームに気をつけて

胸の大きい女性は、ボレロのボリュームにも気をつけてください。ふわふわもこもこしたボレロで、丈の短いボレロを着ると、より胸が強調されてアンバランスに見える場合も。

上半身だけにボリュームが出て、太って見えるしまう可能性もありますので注意が必要です。薄手のボレロを選んだり、前を開けられるようなデザインを選んで、バランスが悪くならないか注意しましょう。

肩幅が広い、いかり肩の女性も注意が必要

丈が短くボリュームのあるボレロの場合、肩幅がより広く強調されてしまうケースも。もともと肩幅が広い女性やいかり肩の女性は、ボリュームのあるボレロはアメフト選手のように見える可能性もあるので注意しましょう。

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袖の長さのところでもお伝えしましたが、肩幅が広い方は身体のシルエットをあえて出して、シンプルに着こなすのがおすすめ。自分の体型に合わせるためにも、必ず下に結婚式用のドレスを着て、試着をして選ぶといいでしょう。

年齢を考えた装飾に気をつけて

結婚式の衣装はワンピースやドレス、ボレロなどのアイテムに関係なく、同じデザインを長年ずっと着ているのは問題です。何年も同じデザインのボレロを着ている方は要注意。

少し時代遅れになっていたり、年相応のデザインになっていない可能性もあります。フリルやリボンなどのデザインは可愛く見えるため、ドレスとのコーディネート次第では若作りに見えてしまうかも…。あなたのボレロファッションは、周囲から浮いていませんか?

ボレロは羽織るだけで「結婚式らしい」着こなしができるのがいい点です。でも、ドレスやパーティーバッグなどとの合わせ方、ボレロの選び方によっては、ちょっと「ダサい」格好にもなりがち。大人の女性らしいきちんと感のあるコーデで、大切な人のハレの日を彩れるような存在になれるといいですね。

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