婚約期間の平均は、一般的にどれくらいなのでしょうか? 結婚は式を挙げたり新居を準備したりと、本当に準備が大変なもの。プロポーズだけで浮かれていると、なかなか結婚まで到達できないことも出てきます…。ここでは、みんなの婚約期間の平均を紹介しながら、婚約期間の長さ・短さのメリット・デメリットについてもご紹介していきましょう。
婚約期間とは、プロポーズをしたり結納などを交わして“婚約”してから、実際に籍を入れるまでの期間のことです。世間のみんなはどれくらいの期間を経て結婚しているのでしょうか? その割合は以下の通りです。
上記を見ると、大半は婚約から約半年で籍を入れていることになります。次に約1年、1〜3ヶ月で籍を入れるカップルが多い状態です。籍を入れるまでに1年以上かかるカップルは約1割なので、1年以内に結婚するカップルが大多数といえます。中には1週間以内という驚きの数字もありますね…。
さて、なぜ上記のような婚約期間になるのか、その数字から考察してみたいと思います。
例えば、多くのカップルは入籍する日を何かしらの記念日と一緒にします。例えば、二人が出会った日や誕生日など、1年に1回しかない日に設定しがちなのです。
大昔では、大安であれば…と、都合のいい日取りに入籍しているケースも多々ありました。また、結婚式当日が入籍日になるケースもあり、そうなると、入籍する日は「◯月の土日で都合のいいところ」といった選択の仕方になります。
現在のカップルは、割りと誕生日などの思い入れのある日に合わせて結婚するため、その日を待っているとある程度の時間が必要になってしまうのです。
また、ある調査では、婚約期間の平均が10ヶ月という結果も出ています。これを早いと捉えるか長いと捉えるかは人それぞれだと思いますが、最近は結婚式は入籍後に行うケースも増えているので、多くの人がプロポーズ→同居・入籍→結婚式という順の中で入籍にしているのでしょう。
結婚式は準備までに時間がかかることが多く、地域によっては1年以上前から予約しないと式場予約ができないこともあります。10ヶ月という婚約期間を見ると、結婚式前に、多くの人は入籍しているのかもしれませんね。
また、結納を婚約と捉えるケースと、プロポーズを婚約と捉えるケースと、二通りの考え方があります。プロポーズは恋人同士が二人きりで行うものですが、結納はプロポーズのあと、お互いの家族に報告して、結納の席を設けなければいけません。どちらが“婚約”なのかの捉え方の違いによって、結婚までの期間の捉え方も大きく変わることでしょう。
それから、数週間、数ヶ月で籍を入れているカップルもいますが、これは、できちゃった結婚、授かり婚などが影響しているかもしれません。プロポーズ後に妊娠が発覚することもありますが、プロポーズをする前に、突然妊娠が発覚することもあります。すると、婚約らしい婚約がないまま、入籍してしまうことも…。
多くの人が子供が生まれる前に入籍しますので、婚約後数ヶ月で籍を入れるという例も少なくないのだと思います。
婚約期間の平均がわかったところで、婚約期間の長短によるメリット・デメリットを見ていきましょう。
婚約期間が短いメリットは、
というものが挙げられます。
二人ともロマンチックに浸っている間には、マリッジブルーになることはほとんどありません。しかし、婚約期間が長くなると、ロマンチックな熱が覚めて、「このまま結婚してもいいのかな…」と、不安になるのです。
婚約期間が短いメリットは、とにかくムードを壊さずに結婚まで辿り着けること。堂々と一緒に暮らせるのも、婚約期間のいいところです。甘いムードのまま結婚したい方は、プロポーズから結婚まで突っ走るように駆け抜けるといいかもしれませんね。
一方でデメリットは、
といった点です。
プロポーズをしてから結婚を考えるというのは少し順番がおかしいかもしれませんが、「恋は盲目」の状態から覚めることで、冷静に相手のことを見つめることができます。最後の相手を見極めるポイントが、この婚約期間といってもいいのです。
婚約期間が短いと、結婚準備に時間を取られ、恋人時代のようなただのデートもしなくなります。すると、お互いのことを考える間もなく、余裕がなく結婚まで進んでしまうのです。
それから、あまりにも突然婚約・結婚をしてしまうと、家族や職場がその出来事に対応しきれないことがあります。二人だけの問題ではないのが結婚ですので、その点はしっかりと理解しておかなければいけません。
さて、婚約期間が長いと、どんなメリットがあるのでしょうか?
以上のように、余裕をもって行動できるのが、婚約期間が長いことでのメリットです。職場や家族にもタイミングを見計らって結婚報告をすることができますし、結婚式の演出など、こだわりたいことがあればじっくり考えることができるでしょう。
また、結婚前は最後の独身時代でもあります。結婚したら、なかなか自分だけの時間を楽しむこともできませんが、婚約期間が長ければ、パートナーに気兼ねせずに、一人の時間を謳歌することができるでしょう。
一方、婚約期間が長いことでのデメリットは、
という点です。
前項でも触れたとおり、マリッジブルーは婚約期間が長いほど発生しがち…。結婚後は嫌でも現実的な毎日が待っているものです。結婚前は甘いムードで満たされていたいという人は、なるべく早く結婚の準備を進めたほうがいいかもしれませんね。
結婚前には、たいていの人が婚約をします。多くの人は、どんな理由で婚約しているのでしょうか?
婚約は、結婚相手を確保するような意味合いがあります。婚約は結婚の約束を交わすことになりますので、周囲にも「私はこの人と結婚しますよ」と、宣言するようなものです。こうすることで、相手を横取りされる心配もなくなりますし、別れを突然告げられる心配もなくなります。
結婚ほどの拘束力はありませんが、それでも安心できるのではないでしょうか。
婚約は、結婚の本気度を確かめるための期間とする人もいます。結婚をOKしたのだからすでにその本気度は充分にあるのでは? と思うのですが、実際、婚約しても夜遊びが絶えなかったり、異性と二人きりで遊びに行ったりするなど、「本当に結婚する気があるのかな?」と、疑ってしまうような行動を取るような人は、現実には少なくありません。
結婚を心に決めたことで、相手がどんな行動を取るのか…。最後の砦のような期間が婚約期間なのかもしれません。
婚約をする1つの理由は、相手と正々堂々と一緒に過ごしたいからではないでしょうか? 最近は結婚の意志にかかわらず同棲しているカップルも少なくありませんが、同棲中のカップルも、親に内緒で同居しているケースは多いです。「公に、堂々と一緒に暮らしたい」そう考えるカップルは、なるべく早めに婚約をして、親公認で同棲したいと考える傾向にあります。
婚約は、「結婚しよう」「そうしましょう」と、お互いに意思を確認するだけでも成立します。口約束でもできてしまう婚約ですが、いざ、結婚まで向かうとなると、やることがたくさん! ここからは、プロポーズから結婚するまでのリストをご紹介しましょう。
プロポーズが終わったら、親への挨拶へ行きましょう。結婚の許可を貰わなければいけません。もし、許可されている場合は、結納などを行ったりします。
プロポーズの際に用意したり、結納の際に用意したりと、人によっては用意するタイミングがバラバラなのが婚約指輪です。最近は婚約指輪を買わないカップルも増えていますが、結婚指輪もオーダーメイドするなら数カ月はかかりますので、なるべく早めに準備に取り掛かりましょう。
まず、結婚式場を予約するところから始めます。ウェディングフェアなどに足を運んでみて、式場ごとの特徴などを比較して決めるようにしましょう。予約はすぐできるものではなく、1年以上待たなければいけないこともあります。
入籍の日取りを決めましょう。これは、両親へ結婚の挨拶をする際に一緒に報告できるといので、初期段階でだいたいの日取りは決めておくといいですね。
結婚が決まったら、職場への報告も必要です。プライベートな事と割り切りたくなるかもしれませんが、結婚すれば事務的な手続きなども必要になります。まずは上司だけでも構いませんので、婚約したことを報告するようにしてください。
新婚旅行をするつもりであれば、新婚旅行の計画も婚約期間にしなければいけません。最近は結婚式翌日にハネムーンというケースは少なくなってきています。新婚旅行へ行くなら休暇の取得も同時に考えなければいけませんので、あわせて検討するといいでしょう。
結婚すれば、住まいをともにすることになります。新居の準備にとりかかりましょう。引っ越しなどは余裕がある時にした方がいいです。家が決まったら、通常は1〜2ヶ月以内に引っ越すものですので、お互いのタイミングを見計らっておくといいですね。
婚約期間は長くても短くても、双方にメリット・デメリットがあります。世間的な婚約期間の平均はあるものの、あまり気にせず、2人のタイミングを大切にしてくださいね。ただ、あまり慌ただしくバタバタと婚約、結婚するのは、周囲を巻き込みます。時間がない、心に余裕がない状態では、冷静な判断もできなくなりますので、できるだけ余裕をもって行動するようにしましょう。