結婚式へ参加する際の服装は、ワンピースというのが一般的でした。しかし、近頃はオールインワンをスタイリッシュに着こなすことによって周囲と差がつけられ、しかも楽ということで、オールインワンの人気が高まっています。
オールインワンを結婚式で着る際、マナーの上で気を付けたいポイントや、着こなしのコツなどをご紹介いたします。
ショップ名:pourvous
商品ページ:http://www.pourvous.co.jp/fs/pourvous/gr123/1944
結婚式はワンピースが常識!という考えの方も中にはいます。しかし、決してマナー違反というわけではありません。しかし、多少カジュアルなイメージは付きまといます。そのため、オールインワンを着ていいかいけないかの見極めとしては、友人の結婚式へゲストとして参加する場合は着てOK、会社の上司の結婚式や、親戚の結婚式に親族として参加する際には、ワンピースや和装などかしこまった感じの服装を身に着けるといいでしょう。
結婚式において、白というのは花嫁の色とされており、ゲストが白い色の服装を身に着けるのはマナー違反とされています。また、ベージュや淡いピンクなども白っぽく見えるからということでNGを出す方もいるようですが、厳密にはマナー違反とまではいきません。羽織りものや小物を工夫するなどすれば、薄い色の服にそこまで神経質にならなくても大丈夫でしょう。
日中の結婚式では、露出の多い服装はあまりふさわしくないとされています。ワンピースであればひざ上丈のミニスカートは好ましくありません。また、ボディーラインがはっきり出るような服装も避けた方が無難です。
オールインワンでも、肩が出ているベアトップタイプのものなどもあります。ただし、肩が出ているタイプであっても、そのままでなくショールやボレロを羽織れば問題ありません。
また、夜に行われる結婚式の場合は、多少露出があってもよしとされる場合が多いようです。
オールインワンの中には、上半身と下半身で別々の色になっているものや、縦のラインで色が切り替わっているタイプのものもあります。これらのバイカラーの服が、別れを連想させるからと言ってふさわしくないと考える意見もあります。しかし、この意見もややこじつけの感があり、必ずしもマナー違反というわけではありません。特に友人の結婚式などであれば、バイカラーのタイプのオールインワンもぜひ積極的に取り入れてみてください。
結婚式の白はもちろんのこと、披露宴などで衣装替えがある際、新婦のドレスと色が被ることも極力避けた方がいいとされています。本人に事前にドレスの色を聞けるような間柄であれば、結婚式の際のドレスの色を確認しておくといいかもしれません。
オールインワン以外のパンツスタイルとして、スーツを着るという選択もあります。その場合、仕事時のようなビジネススーツや綿のYシャツなどは避けるべきです。
しかし、シフォン生地などの少し華やかなシャツを選んだり、小物やアクセサリーを派手なものにしたりすることで、スーツでもちゃんと結婚式にマッチします。
一口にオールインワンといっても、様々なデザインのものが存在します。
素材だけでも、スーツ生地のようなかっちりしたタイプのものから、サテン生地、シフォン生地、部分的にレースやチュールをあしらっているものなど、色々なバリエーションがあります。
シンプルなタイプだけでなく、色々なデザインのぜひオールインワンに挑戦して、結婚式でのおしゃれを楽しんでください。
オールインワンで定番なのはブラックやネイビーなどの落ち着いた色です。しかし、グレー、カーキ、ピンク、ベージュ、パステルカラー、鮮やかなブルーやレッドなど様々なものがあります。また、上下で色が異なるタイプなどもあります。
パーティードレスを扱っているお店に行っても、オールインワンが1、2着しか置いてないことも残念ながらあります。そういう場合は、WEBショップの通販を活用するなどすれば、きっとカラフルなオールインワンが見つかりますよ。
ショップ名:pourvous
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オールインワンの首元のデザインも様々です。丸くなっているものやVネックタイプのものがスタンダードですが、左右で打ち合わせになっているカシュクールタイプのものなども大人っぽくて素敵です。また、深く首元が開いているものもあれば浅いものもあります。
胸の上までのベアトップタイプのものも、おしゃれですし鎖骨がとてもきれいに見えるためおすすめです。
オールインワンの裾のデザインにも、色々なタイプがあります。足首に向かって細くなっているものや広がっているもの、長めのものや9分丈くらいのものもあります。
裾が広がっていて長めのタイプであれば、高めのヒールと合わせれば脚長効果も抜群!シフォンのような柔らかい素材であれば、一見ロングドレスのようにも見えて素敵です。
裾が細くなっているタイプは、腿の部分にゆとりのある着心地のいいものもありますし、脚のラインを見せるぴったりとしたタイプも、高めのヒールと合わせればスマートでおしゃれに決まります。
また、裾が広がっているタイプでも7分丈くらいのガウチョタイプのものなどもあります。ぜひデザインや着心地の好みに合わせて色々と試してみてください。
ショップ名:Anniversary Style
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次はオールインワンの袖デザインをご紹介します。
オールインワンにはノースリーブになっているものも多いですが、袖がフリルになっているものや、ディズニーの白雪姫のような、パフスリープタイプのものなどがあります。また、マントのように肩を隠してくれる形になっているタイプも、かっこよく決まります。
袖付きのオールインワンをメリットは、羽織るものを準備しなくてもいいという点です。パーティー用のボレロなどですと、素材がしっかりしている分意外と値段が張ることもありますので、予算を抑えたい方にとっても袖付きのオールインワンはおすすめです。
オールインワンは、形や色がシンプルで落ち着いたデザインのものが多い分、やや地味な雰囲気になりがちです。
小物などを有効活用して、ファッションをなるべく華やかに見せてくれるコーディネートと注意するポイントをご紹介いたします。
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昼間の結婚式の場合は肩を出さない必要がありますから、必然的にボレロやジャケットが必要になります。その際に色味のあるジャケットやボレロを取り入れれば、シンプルになりすぎるのを防いでくれます。オールインワンが暗めの色ならば、ベージュやグレー等も合わせやすくおすすめです。レースやシフォンなどのふんわりした素材のボレロを選んでも女性らしさをプラスできますし、ジャケット型の羽織りものを選んでもスタイリッシュで格好いいですよ。
ただし、華やかにしようと心がけるのはいいことですが、ファーのついたボレロなどを選ぶ際は少し気を付けた方がいいでしょう。毛皮は殺生を連想させるとして、結婚式には適さないと考える人達がいるためです。しかし実際のところは、お葬式などの弔事に毛皮がふさわしくないとされていたマナーが、間違って結婚式もNGという知識で広まってしまった、という説が信憑性が高いでしょう。
年長の出席者が多い式の場合は、「毛皮はNG!」と断固決めつけてしまっている方がいる場合もありますのでなるべく避けた方がいいかもしれませんが、基本的には華美過ぎないものであれば、羽織りものにファーを取り入れても問題ないでしょう。
服装に華やかさを出すという点で、アクセサリー選びも非常に重要です。
通常、特に昼間の結婚式の場合はギラギラしたゴールドのアクセサリーなど、あまり派手すぎるものは避けるべきとされています。しかし、なるべく地味な印象を払拭したい場合は、あえて少し大ぶりで目立ちやすいネックレスを積極的に取り入れてみるものいいでしょう。特に、品はあるけれど小ぶりなネックレスなどは、シンプルなオールインワンに合わせてもあまり存在感が出ません。
少し眺めで胸元くらいまで長さのあるような白いパールや、シルバー、ゴールドなどのネックレスを取り入れることでグッと華やかなイメージになります。イヤリングやピアスを大ぶりなものにしてみるもの素敵です。また、胸元にコサージュを付けるのもおすすめ。
ちなみに、ブラックパールはマナー的に適していないとされていますのでご注意ください。
また、2重に重なっている、いわゆる2連のネックレスも結婚を繰り返すイメージだとして結婚式にはふさわしくないととらえる方が存在します。しかしこちらも、先ほどの毛皮・ファーの扱いと同じように、弔事のマナーと勘違いしている方が多いようです。現代では、2重、3重のネックレスは「喜びを繰り返す」といった意味合いでとらえられ、結婚式にはふさわしいと考えられています。
しかし年代によって、ネックレスは1連以外NGがあたりまえだったという考えのもとで過ごして来られた方々もいらっしゃいますので、年配の方が多い結婚式の際は、なるべく控えた方が無難でしょう。
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バッグも、差し色になるという点でファッションに重要な役割を果たします。ハンドバッグでも問題ありませんし、クラッチバッグもおすすめです。クラッチバッグは、鮮やかな色のものや花柄などの柄ものを選んでもいいですし、スパンコールやラメのあしらわれている、キラキラしたものを選んでも素敵ですね。シルバーやシャンパン、ゴールドなどのクラッチバッグは、比較的どんなスタイルにも合わせやすいため便利ですよ。
マナー的には、大きすぎるバッグや蛇革、ワニ革、ヒョウ柄などのアニマル柄のバッグ、ビニール素材やキャラクターものなどのカジュアルすぎるバッグなどは、避けましょう。当たり前かもしれませんが、紙袋もNGです。
荷物が入りきらない場合、式場に持ち込むバッグ以外に大きめのサブバッグを用意して、クロークに預けるようにしましょう。
ヒールが高めのパンプスを合わせると、オールインワンスタイルがスラッとした印象になり、脚長効果も期待できます。特に裾の広がっているタイプの場合、引きずらないで済むという点でも高めのヒールはおすすめです。
オールインワンが黒などの暗めの色の場合は、赤などの少し派手な色の靴を合わせても映えるでしょう。
結婚式にNGの靴は、ブーツやミュール、つま先の出ているオープントウのものです。基本的には、結婚式にはかかとが高めのパンプスで、エナメルやスエード素材のものを選ぶといいとされています。リボンやビジューなどの装飾の付いているパンプスを選んでも素敵ですね。
髪形は、ワンピースを着る際に注意するポイントと同じことに気を付ければ問題ありません。
セットしないで行くのはあまり好ましくありませんから、編み込みやハーフアップ、フルアップ等を美容院や自分でできるといいですね。
ショートの方も、簡単な編み込みをしたり、前髪をポンパドールにしたりすることで印象がかなり変わります。ピンや、カジュアルすぎない金属系のカチューシャなど、ヘアアクセサリーも積極的に取り入れてみてください。
花嫁のイメージと被る白い花や、あまり大ぶりで目立ちすぎる髪飾りなどは避けましょう。
オールインワンはとても現代的でスタイリッシュな、魅力的な服装です。
マナーや、地味になりすぎないように少し気を配れば、何も奇抜な格好をしなくても自然と周囲と差をつけることができます。
洗練されたかっこいいオールインワンのコーディネートを、ぜひお友達やお知り合いの結婚式に参加される際に積極的に取り入れてみてください。