おばちゃんライターのゆうひです。
今回は、おばちゃん目線から「会費制結婚式」をぶった切ってみたいと思います。
そもそも祝儀とは祝いの儀式の事。
そして、ご祝儀は祝意を表すために贈るもの。
だから招待状に金額が明記されないのは当たり前。
その文化を否定する=会費制の結婚式
会費制の結婚式に東京の人は馴染みがないのでしょうし、
「会費婚」と言われても中身がよくわからない。
結婚適齢期の20代から30代の親御さんの中には
「会費制の結婚式」という聞きなれない言葉を聞いただけで
反対してしまう方もいらっしゃるのでは?と思います。
と、いうことで親世代代表として、会費制結婚式「会費制」を提供する
アールキューブ社員の方にお話しを伺ってきました。
今回お話をお伺いさせていただいたのは、山崎さん。
まずは会費婚をおすすめするにあたり、
ご祝儀を否定するのかという意地悪な質問をなげかけてみました・・・
山崎: 決してご祝儀がダメとは思っていません!!
ゆうひ: えっ、そうなの。
山崎:ご祝儀金額など「お気持ち」との思いも素敵ですし、ご祝儀袋の和紙や水引の意味なども
とても素敵なものと感じています。
「間を読む」や「あいまいさ」なども日本の文化・美しさであることは十分承知しています。
ただ、現在は場面に応じた的確な使い方ができなくなっているような気がします。
その一つが今の結婚式の「ご祝儀」ではないかと。
ゆうひ:ほう。
山崎:一般的な結婚式では300万円以上するのが当たり前です。
しかも開催日の2週間前に全額約300万円以上を支払う必要があります。
その為に、結婚ローンを組まされたり、家族に借りたり、お金のことで悩んだりもめたり。
ゲスト側も結婚式に呼ばれてカードローンを組むというCMも流れています・・・
なにか違うような気がしませんか?
ゆうひ:確かに。
山崎:その誰かが流行らせた「一般的な結婚式」のご祝儀は友人だと3万円、親族なら5万円〜10万円
が常識と言われています。それは決まりきった結婚式の金額から計算されたものだと思いますし、
本来の「ご祝儀」の意味から、外れているという思いがあります。
ゆうひ:それで会費婚なんですね。
山崎:そうなんです。
今のご祝儀の中身はお祝いの気持ちというよりは、業界が決めてしまった常識に
当てはめているだけではないかと思うのです。
そのために高額になり、結婚式をあきらめてしまう。本末転倒だと思っています。
日本独特のハレとケは、折り目・節目を指します。
業界が決めた金額に振り回されることなく、誰もが「晴れ着」を着て「晴れの舞台」を。
そんな思いから、ブライダル産業として作り上げた常識を日本古来の伝統に絡めて商品化された
現状を一度見直そうと。「結婚式にイノベーションを起こす」とは、
そういう意味でとらえていただければと思っています。
ゆうひ:確かにウン10年近く前の自分の結婚式。
会場や、かかった金額から1人3万円のご祝儀がほしいと思ったのも事実。
また、ご祝儀で結婚式費用を賄えるかドキドキしたのも事実。
親世代の結婚式。はたして常識だったのか。色々な事に気づかされてアールキューブを後にしました。
山崎さん。最後までお見送りしてくださって。。なんとも素敵な。
私も含め、親世代は頭が固くなりがち。
まずは話をきちんと聞くことだと思いました。
娘や息子が、「こんな結婚式やりたい!」と相談してきたときは
まず一度しっかり話を聞いて、子供達にとって良き人生の先輩としてお話出来るといいですね。