かつては「友達の結婚式の二次会」といえば、出会いの場というイメージがありました。確かに、二次会からカップルが成立する可能性はゼロではないでしょうが、実際のところ、本当に出会いがあるのでしょうか…。今回は、結婚式の二次会で婚活が可能なのかについて迫っていきたいと思います!
結婚式の二次会は出会えるか…実は、実際に出会いがあった人たちもたくさんいるんです!
その割合としては、男女別で見ると、男性は約15%、女性は約11%という数字。これは、10名いれば1人は「出会えた」ことになります。多いような少ないような…。この現実をどう取るかは個人によって差があるかもしれませんが、出会いを期待してもいいのかな?という数字ではあります。
新郎新婦が同業種などではないかぎり、二次会は異業種交流会のような場になります。普段出会えないタイプの人と出会うことができるため、出会いへの期待感を高めるのです。
「どんな仕事をしているのですか?」という切り口からいくらでも会話が広がりますし、披露宴も出席した人なら程よくお酒も入って開放的になっている可能性があります。さまざまな要因が重なることで、お互いに高揚感が高まり、それが出会いを引き寄せるのかもしれません。
結婚式に出席した人同士の出会いです。新郎新婦の姿を見て、結婚を羨ましいと思ったり、憧れたり、男女ともに“結婚ムード”が高まっていることでしょう。
普段なら結婚という言葉を慎重に使いがちな人でも、結婚式当日なら気軽に使うこともできそう…。パートナーが欲しいと思っているなら、なおさら、ここでの出会いを期待してしまうのではないでしょうか。
二次会は披露宴のように堅苦しくありません。ラウンジなどを貸し切ってカラオケなどを楽しんだり、横並びのソファ席に座って飲食をすることも…。自由に動き回れるのも二次会ならではです。昼間の結婚式とはうってかわって自由度が増すため、二次会は出会いの期待も高まるのでしょう。
披露宴ではフォーマルで落ち着いた雰囲気の衣装が多いですが、二次会では華やかに着飾る人も増えてきます。非日常なムードが高まって、恋愛モードにスイッチが切り替わるという人も少なくないでしょう。
昼間の結婚式は清廉さがイメージされますが、二次会は大人っぽい雰囲気になることも一つの要因かもしれません。開放感が高揚感を助長し、男女共に出会いの期待が高ります。
二次会参加者は、比較的新郎新婦と距離の近い人のみが呼ばれます。親や親戚等も呼ばれませんので、比較的同世代だけが大勢集まることになるのです。
その点は確かに、出会いを求めている人にとっては、婚活パーティーのように捉えることもできるでしょう。また、二次会では、披露宴に出席しなかった人も集まります。さらに婚活の対象者は増えることになります。
結婚式の二次会で出会う人は、初対面の人かもしれません。しかし、そこにいるのは“新郎か新婦の知り合い”であり、身元がある程度保証されます。お見合いや婚活パーティーなどは、会の主催者がきちんと管理していても、誰かの知り合いという安心感までは用意できません。二次会は安心度の高い婚活パーティーと言ってもいいでしょう。
実は、二次会に出会いを期待している人は多いです。ある調査では、女性は50%以上、男性では70%以上が、結婚式の二次会で異性との出会いを期待しているという結果が出ました。
男性の7割以上が出会いを期待しているという数字には、結構驚きますよね。だって、二次会に男性が20人出席していたら、そのうち14人も異性との出会いを期待してその場に集まっているのですから…。女性に置き換えても、20人出席していたら、10人は出会いを期待しているわけです。その数はとても多いものだということがわかります。
しかし、冒頭の章でもお話したとおり、実際に出会いがあったというのは1割程度に限られます。こんなにも出会いに期待をしている人は多いのに、なぜ出会えないのでしょうか?
二次会に参加している人は、必ず独身とは限りません。中には既婚者もいて、年齢や業界によってはほとんど既婚者というケースも出てきます。20代前半カップルの結婚式であれば、まだ独身の人も多いかもしれません。
しかし、これが30代後半カップルの二次会であれば、既婚者の割合も自然と増えてしまうのです。
一方で、婚活パーティーなら、よほどきちんとしていないイベント出ない限り、既婚者が参加することはできません。必ず未婚者に出会えるという保証度は、婚活パーティーのほうが格段に高くなります。
結婚への意識が高まる結婚式の二次会。男女ともに出会いへの期待度は高いのですが、人数が多くなればなるほど、他の同性と比較されてしまうという弊害も出てきます。
例えば、10人の男性がいる中で、飛び抜けて好青年の印象のいい人がいるとしましょう。結局、他の9人には目もくれず、大勢の女性が1人の好青年を狙いにいくという構図が出来上がってしまうのです。
複数人いると、どうしても人は比較してしまうもの。1対1で出会えば気にならなくても、大勢いると「この中からいい人を選びたい!」という気持ちになってしまうのです。もし、自分よりも人気を集める人が同じフロアにいるとしたら、他の同性に注目を奪われてしまうこともあるでしょう。
「二次会=婚活」という認識の人も多いですが、「二次会=同窓会」という認識の人も多いのではないでしょうか?
すると、結局二次会が始まっても知り合い同士で固まってしまい、初対面の人とは話さない状態になってしまうのです。自分は初対面の人に話しかけたくても、相手が友人たちとの再会を楽しんでいるようなら邪魔はできません。
席替え等のイベントを新郎新婦や幹事が用意していればいいですが、そうでない限りは、この場合出会いはあまり期待できないでしょう。
結婚式の二次会では、新郎新婦以外の人が幹事を務めることがあります。幹事を引き受けると、お金の計算やドリンクの注文、企画の進行などで精一杯になってしまい、出会いどころではない…という人も。気づけば二次会はあっという間に終わっていたという人もいました。
ただ、幹事がきっかけで出会いを見つけたという人も実はいるのです。
例えば、二次会の準備は慌ただしい中で行われます。臨機応変に対応していかなければいけないことも多々あるでしょう。そこでリーダーシップを取ってくれる人がいると、とても頼りになりますよね。魅力的にも見えるでしょう。
協働的な作業は、人間と人間を親密にもしてくれます。二次会が無事終わったことへの安心感も、二人だけがわかちあえること。もし、幹事に任命されたとしても、「今回は出会いはないな…」と、諦めるのは早いかもしれません。
さて、二次会に出会いを期待する男女は多いけれど、実際はなかなかうまくいかないことがわかりました。ただ、どうにか工夫をすれば、せっかくの出会いを運命の出会いへグレードアップさせることもできるのではないでしょうか。
ここからは、二次会で出会いを見つけたい男女に、二次会を制覇するポイントをご紹介していきます。
結婚式では、友人などが結婚式のお手伝いをすることがありますよね。結婚式の受付、披露宴の中でのスピーチや余興など、その種類はさまざまあります。
もし、二次会で出会いのきっかけをゲットしたいなら、仕事は引き受けておくとおすすめです。
顔を覚えてもらえたり、「今日、受付してたよね」と、相手が話しかけてきやすいきっかけを作れるという点では、大きなメリットと言えます。仕事を任されるのは面倒なことに感じるかもしれませんが、何はともあれ“きっかけ”を得なければいけませんので、仕事を引き受けて、出会いのチャンスに活かしていきましょう。
良いスピーチなどができれば、それはいい印象になって残るかもしれません。印象に残らないよりは出会いに一歩近づけるはずです。
二次会は懐かしい仲間との再会の場でもありますが、できるだけ異性と話すようにしましょう。連絡先までこちらから聞いてしまうくらいの積極性が大切です。また、異性が話しかけやすいように、同性同士で固まらないのも重要。
実際に出会いをゲットした女性の話では、とにかくいろんな異性に話しかけ、一人で会場を巡ったそうです。その中で素敵な異性との出会いを見つけ、デートまでこぎつけたのだとか…。やはり、積極性は大切ですね。
同性同士で固まってしまうのが問題なら、司会に頼んで席替え等を提案してみるのも良いかもしれません。結婚式披露宴ではありませんから、それくらいフランクに提案してみても失礼には当たらないかも…。
もちろん、企画段階から意見を言える間柄なのであれば、ゲームなどを取り入れる提案などをしてみてもいいかもしれませんね!
結婚式の二次会で出会うカップルは多くないものの、婚活の場にもなり得ます。中には、結婚した新郎新婦が「二次会で新たなカップルを」と、色々とイベントを企画することもあるのだとか…。運良くそんな二次会に参加できると、嬉しいですよね。でも、どちらにしても、もし、あなたが近々二次会に参加するのであれば、積極性なしには出会いのきっかけはつかめそうにありません。幸せな結婚式のムードに身を任せて、素敵な異性に声を変えてみてはいかがでしょうか?