結婚式にかかる費用は平均が370.6万円(※)です。
一生に一度のことだから、あれこれ理想を盛り込みたいですよね。
でもいまどきは、費用をかけ過ぎずに自分たちらしい素敵なウェディングを叶えているカップルも大勢いるんです。
だから「貯金してない…」なんて結婚式を諦める必要はありません。
先輩カップルたちが行ってきた節約のポイントや自己負担金がほとんどなくても満足のいく結婚式が叶う方法をご紹介します。
参考にして、ぜひおふたりにあった方法を取り入れてみてください♪
※ゼクシィ 結婚トレンド調査2017 首都圏調べ 「挙式、披露宴・披露パーティを含めた費用」
まずは結婚式には、どんなところにいくらかかるのかを把握することが必要です。
見学をした会場で基本的な(標準的な)見積もりを入手しましょう。見学していなくても、気になる会場から郵送やメールでお願いしてもいいでしょう。1~2箇所もらってみます。
そして新婦の介添えの費用だったり、音響照明費やサービス料の%だったりなど見積書に含まれるあらゆる項目にしっかり目を通します。
そしておふたりのイメージする内容がどこまで含まれているか、希望と見積もりの内容を比べてみましょう。
次にブライダルフェアや他の気になる会場見学にでかけて、おふたりのこだわりの演出やアイテムが含まれていオーダー見積もりをお願いします。
もちろん料理や衣装のランクや雰囲気、設備などをしっかりチェックすることも忘れずに。
1つの会場で複数パターンの見積もりをもらうのもアリです。
オーダー見積もりをいくつかもらったら、ここから細かくチェックしてどう節約できるかを検討していきます。
とにかく安く!には真夏や真冬などの結婚式のオフシーズンにすることがおすすめです。会場でオフシーズンの割引が受けられます。
ただし暑さと寒さはゲストへの負担がかかりますから、ガーデンウェディングにしない、交通アクセスを便利にする(例えば駅直結の会場にするなど)といった配慮は必要です。
また大人気すぎる会場は、オフシーズンでもあまり割引しないところなどもあるので注意しましょう。
他に日取りで割引といえばやはり「六曜(六輝)」で仏滅など人気のない日を選ぶことでしょう。
「大安」や「友引」は結婚式の日取りとして人気ですが、「仏滅」や「赤口(しゃっこう、しゃっく)」は結婚式にふさわしくない日取りといわれるため、これらの日にはかなり割引のある会場もみつかります。
赤口は正午のみ吉とされる大凶の日です。
ただしおふたりが良くても、ご両親が気にされるかもしれません。「費用にかけられる予算に限りがある」などしっかり相談して了解を得るようにしましょう。
半年前までに結婚式の会場を本契約で押さえることが、ゆとりをもって準備ができて一般的とされています。
ということは、今から半年以内に空きがある結婚式場が埋まる可能性は低いということです。
そのため「直前割引」などの値引きを用意している会場があります。
式の日が近ければ近いほど、会場との値引き交渉がききますので、準備できそうな状況のカップルにはおすすめです。
その他にも平日にする、連休の中日にする、なんて節約ワザもあります。その場合にもゲストになるべく迷惑がかからないように配慮しましょう。
挙式やお披露目のスタイルで、選ぶ会場や披露宴・披露パーティにかかる費用がかなり違ってきます。
挙式スタイルは4つ、キリスト教式(教会式)、神前式、仏前式、そして人前式です。
キリスト教式では教会、またはホテルや式場併設のチャペルで執り行います。費用は10~15万円程度が多いでしょう。
教会での挙式には教会による事前講習を受けなければ執り行えないこともあるので、その点は注意が必要です。
神社や式場併設の会場での神前式は5~15万円程度でしょう。お寺や自宅で行う仏前式は10万円程度といわれます。
両家の宗派が異なる場合は新郎の側にあわせることが多く、披露宴会場のない神社やお寺は別に探す必要があります。
人前式には決まった会場はなく、レストランやゲストハウスにカフェ、公共施設などでも執り行えるので最も節約しやすいスタイルです。
ただし、新しいスタイルなので馴染みのない親族などには事前に説明するといった配慮が必要でしょう。
披露宴、というスタイルをとると何かと費用がかかります。
そこで最近人気なのが会費制の披露パーティ「会費制1.5次会」です。
1.5次会とは披露宴と二次会の中間、という雰囲気を指していて、ゲストからはご祝儀ではなく全員一律の会費を頂くもので、引き出物や引菓子などを用意しません。
ゲストハウスやレストラン、カフェといった会場で行えるので、パーティはカジュアルにもラグジュアリーにもできます。もちろんホテルで行ってもかまいません。
会費制1.5次会にして1.5次会の最初にゲストに誓う人前式を行うと費用が節約できる上、ゲスト全員に挙式を見届けてもらうメリットまであります。
またこのスタイルなら、お色直しがなくてウェディングドレスでずっと過ごしても自然です。
会費制のウェディングパーティなら大きく節約できるうえに、収支が事前にわかるのでとても安心です。
でもアレコレ自分たちで準備しなくてはいけないことも多くて面倒くさそう、なんて方におすすめなのが結婚式に必要なアイテムをパッケージ化して定額プランにした「会費婚」です。
明朗会計で安心、必要なものがきちんと揃っているから「安くあげている感じ」が出ないのがメリットです。
このプランを用意した会場はレストランから一流ホテルまであって「会費婚サロン」で紹介してくれます。
持ち込みは全て無料で、自己負担が5万円だけのプランもあるので予算を抑えても、おふたりらしいおもてなしが叶います。
招待したゲストの満足を下げないためには、やっぱりそもそも招待客の人数調整が必要です。
身内だけで挙式と食事会を行い、それ以外の方は二次会や後日の会員制お披露目パーティに招待するという方法ならば招いたゲストの満足を下げずにすみます。
気をつけるのは、結婚式に招待してくれた方を自分の結婚式には呼べない場合です。
正直にお話ししてお詫びしたり、後日に報告をかねた食事に招待したりなど誠意のある対応を心がけましょう。
予算内に収めるためにはこだわる部分と、妥協できる部分をはっきりさせることがポイントです。
もしウェディングドレスやブーケといった花嫁を美しく見せるアイテムには妥協したくない!という方は、挙式全体への印象に影響が少ない招待状、席次表といったペーパーアイテムへのこだわりをやめたり、ビデオ(ムービー)やアルバムは止める、または自作にするか知人に頼むといった工夫で節約しましょう。
写真やムービー関係は式場に頼むとなかなかのお値段がします。よく検討しましょう。
結婚式でゲストの満足度に大きくかかわるのが、料理の内容です。
料理のランクアップが最も優先順位が高いなら、先ほど紹介した節約どころに加えて司会を友人に頼んだり、お色直しはやめてヘアチェンジやアイテムチェンジのみにしたり、装花は基本プランにするといったことを検討してみましょう。
その場合はゲストへの短い手紙を席に用意しておく、手作りでこだわりのフォトブースを用意する、ゲストテーブルを回る時間を増やすといった工夫で、ゲスト満足度をアップさせるのもおすすめです。
手作りや友人に頼む部分を増やしたら、その分の材料費や心付けが必要です。
友人への心付けは現金でなくても、品物(プレゼント)だったり、あとで食事に招待するといった方法でも良いでしょう。
両親への記念品代やお車代もかかります。日帰り圏内なら、午前中~お昼の挙式や披露宴にして宿泊費が出ないようにすることも大切です。
また結婚後には結婚報告のはがきや切手代、あるいは写真をプリントして送付するならその費用もかかります。
全体に必要なお金をしっかり把握して、思わぬ予算オーバーを防ぎましょう。
葬花は結婚式を華やかにしてくれる大切なアイテムです。
節約するポイントは量だけではありません。花材にこだわらず、旬で手に入りやすいもので揃えてもらいましょう。
葉物でボリュームアップもお約束です。また寂しくない会場装飾のために、花以外のアイテムを活用しましょう。
キャンドルやテーブルランナー、バルーンやリボンなど100均にもあるイニシャルオブジェを用意します。
そして思い切って受付やロビーには生花を使わない、ケーキ入刀やキャンドルポーチ、スタンドマイクなどの小さな装飾にも生花を使わず造花にする、といった工夫で同じ予算でも全体の印象を華やかにすることができます。
あとはブーケトス用のブーケ代節約のため、ぬいぐるみをプレゼントトスしてもかわいいですね。
そもそも最近ではブーケトスに参加するのが恥ずかしい、という未婚女性の方への配慮でブーケトスをやらないことも増えてきています。
結婚式の費用、実は節約できるポイントは多くて従来の半額以下で執り行うことも無理なんかじゃありません。
大切なのはこだわるところと節約のバランスです。
または会費制とご祝儀制を併用したウェディング、なんてパーティもできます。友人には会費、親族からはご祝儀を頂くスタイルです。
「会費婚サロン」ならそんな新しいスタイルも経験豊富なスタッフが相談にのってくれるので、時間だって節約できます。
興味のある方はぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。