さあ、入籍!と婚姻届を用意したら、証人欄があってあわてた人もいるのでは?
婚姻届の証人は20歳以上でおふたりの婚姻を知っている人ならば誰でもOKなんです。
では先輩カップルたちは誰にお願いしたのでしょうか。アンケートでは6割以上が「親」を選んでいます。
ここでは婚姻届の証人欄の書き方やお願いの仕方、証人に頼まれたらリスクは?など詳しく説明します。
婚姻届はおふたりだけで準備が整うものではありません。実は2人の婚姻の証人が必要です。
条件はたった2つ、20歳以上でふたりが婚姻することを知っていることだけです。
婚姻届に証人に書いてもらうのは氏名、生年月日、本籍地で印鑑の押印も必要です。
婚姻届の証人に用意してもらうものも、ペン(消えないもの、黒がベスト)と印鑑の2つ。ただし、証人2人が夫婦の場合でも、それぞれ別の印鑑が必要ですから注意しましょう。
印鑑は実印ではなく、認印でもOKです。ただし、ゴム印やシャチハタなどの簡易型スタンプ印鑑はNG。そして必ず捨印も押してもらいましょう。
捨印は当人にかわって役所が訂正する事を認める、という意思表示です。
婚姻届の提出の時に証人が立ち会うことはまれでしょうから、必ず欄外に捨印を押してもらいましょう。これで訂正があっても
書き直しをお願いする手間が省けます。欄内に捨印欄がある婚姻届もありますよ♪
カップルが用意するものはまず婚姻届を複数枚!
役所に訪問して受け取るか、役所Webからダウンロードする、デザイン婚姻届を購入する(ダウンロードする)などの方法があります。
ペンは消えないタイプで、黒がベストです。ブルーブラックなどは自治体によってNGな場合もあります。
それぞれの印鑑は実印や認印(シャチハタやゴム印はNG)を用意します。旧姓のものです。
提出の際に必要なのは、戸籍謄本(本籍地以外で提出する人に必要)、本人確認書類(パスポート、運転免許証、マイナンバーカード)です。
マイナビウエディングのアンケート(既婚男女238名)によると、婚姻届の証人を父や母など親に頼んだ人が約8割、そして約1割が友人や職場の上司に頼んでいます。
親に頼む理由で多いのは「結婚は家と家とで繋がるから。」「気軽に頼めるから。」「父親をたてないと面倒なので。」など。
親が証人といっても組み合わせは新郎&新婦の父、新郎&新婦の母、新婦の父親&新郎の母親(その逆も)などさまざまです。
近くに住んでいる方の両親に頼んだ、と物理的な近さを優先させたり、お亡くなりになっているなどのそれぞれの事情と、頼みやすい組み合わせで証人をお願いしているようです。
友人に証人をお願いする場合は、家同士のおつきあいや嫁にいくという感覚より、おふたりの付き合いを見守ってくれていたり、その友人の婚姻届の証人に自分がなっていたので今度はこちらがお願いした、などこれまでの関係性を優先させています。
なかには婚姻届に証人が必要なのを提出当日まで気づかずに、ばたばたで結局友人に頼んだ!なんて人もいます。
友人を証人にお願いする場合は、婚姻届の提出にも立ち会ってもらってお互いにとって記念のイベントにすることも多いです。
親や友人に頼む以外は職場の上司、恩師、祖父母や親戚、そして今ではあまり聞かないですが仲人に証人をお願いする人もいます。
婚姻届の証人を誰にお願いするのかを考えるとき、それぞれの結婚観や親との距離感、それまでの人生のことなどをお互いに知ることができるとても良い機会になるようですね。
婚姻届の証人を親にお願いする場合は、比較的気軽に「証人になってほしい」と口頭でお伝えすることが多いようです。
手続を新婦側に全部任せた!なんて丸投げしてしまう人もいますが、これからの長いおつきあいを考えたら手土産やお礼を用意してお願いすることをおすすめします。
地元の銘菓やお祝いのお酒、相手の好きな食べ物など心配りのきいたものをぜひ用意して♪
その場で書いてもらうようなシチュエーションなら、なおさら手土産持参で雰囲気を良くして書いてもらいましょう。
本籍地を記入、押印もしてもらう必要があるので電話で事前に伝えて用意しておいてもらうと親も慌てずに済みます。
友人、上司、恩師など親以外の方に婚姻届の証人をお願いする場合にはきちんとした段取りを踏みましょう。
まず事前に電話など口頭で婚姻届の証人になってほしいことを伝え、会う時間を頂きましょう。
当日はおふたり揃って手土産持参でお願いに伺うのがベストです。また、婚姻届の提出後にはお礼の電話やお手紙で「無事提出できた」ことを報告しましょう。
友人の場合は、堅苦しくする必要はありませんが同じような心配りは必要です。親しき仲にも礼儀あり、ですね。
婚姻届の証人になった場合のリスクやデメリットはありません。
婚姻届の証人と、契約行為の保証人は全然違います。
保証人と聞くとマイナスイメージがありますが、婚姻届の証人とは「このふたりは結婚します。」という事実を証明する人になるということです。後日、なにかしらの責任を追及されるようなことはありません。
単純に本籍などを書くのが少し面倒なくらいなので、証人をお願いされたら快く引き受けてあげましょう。
おふたりの結婚の大切な証人ですから納得のできる証人を選びたいですよね。
おふたりとの関係性よりも、「近くにいる一番幸せそうな夫婦にお願いした。」「理想の夫婦にお願いした。」という先輩カップルもいます。
また、婚姻届の証人に頼まれたら、リスクはないので気負わず祝福する気持ちで、喜んで証人を引き受けてあげましょう。