結婚式ではお祝として一般的にはご祝儀を出しますが、その他にも、結婚祝いにプレゼントを贈る人も多いでしょう。また結婚式には参列しないけれど、職場の方やお友達などにお祝いの品を贈ったり。しかし、いざ贈り物をと思っても、何を選べばいいかわからないもの。ここでは、新婚夫婦にもきっと喜んでもらえるおすすめの結婚祝いのプレゼントをご紹介します。
知人や友人、家族が結婚すると、結婚祝いをプレゼントする人も多いと思います。その際に気になるのが、結婚祝いのプレゼントの相場です。世間では、どれくらいの金額のプレゼントを贈るものなのでしょうか。
基本的に、結婚祝いのプレゼントの相場は、親子や兄弟などの近しい間からほど高額になります。また、贈る人の年齢が高ければ高いほど、結婚祝いが高くなる傾向にあります。
例えば、20代のカップルが結婚する場合、友人が50代というケースもなくはないでしょう。その場合は、50代の人は相場の10,000〜20,000円よりも、高額なものをプレゼントするケースがあります。
平均予算については、贈る人の経済状況や、新郎新婦との関係性によっても変わります。高年収の人の場合は、結婚祝いにお金をかけるケースもありますし、血の繋がりがなくても、新郎新婦との関係が特別であればあるほど、高額になるケースもあります。
他にも、「あまりに高額なプレゼントでは気を使わせるかな」と、新郎新婦の負担を心配し、高額なプレゼントを避けるケースもあります。平均予算についてはあくまで目安ですので、お互いが気持ちよく関係を続けられるようなものを選ぶといいでしょう。
お祝いとしてお金を贈るケースもありますが、我が子の結婚のお祝いに、合わせてプレゼントを送るケースもあるでしょう。大切な我が子の結婚ですので、何を贈ろうかと考えているご両親の方たちも多いと思います。
両親からの結婚祝いのプレンゼントで多いのは、家具や家電だそうです。古くは嫁入り道具などを用意したものですが、その名残のようなもの。結婚をするには最初にいろんなものを用意しなければならず物入りですが、高額な家具や家電をプレゼントされると、新婚夫婦は確かに助かるでしょう。
また、家具は生活の中で毎日使うものだったり、毎日目にするものだったりします。これまで手をかけて育てた子供ですから、両親としては、夫婦の生活を見守るような気持ちで、家具や家電などを贈りたいと考える人が多いのでしょう。
意外と多いのが壁掛け時計です。新婚生活の新居では、いくつか部屋がある住宅で暮らす新婚夫婦も多いでしょう。これまで一人暮らしであれば、壁掛け時計を持っていないカップルもいるかもしれません。
意外と自分たちでは買わないものだからこそ、壁掛け時計をプレゼントする親は少なくないようです。家具や家電ほど高額で大きなものではありませんが、新婚生活を応援する気持ちで贈るご両親たちが多いのかもしれませんね。
子供の結婚が決まると、自分の娘に、またはお嫁さんに、アクセサリーを贈るご両親は少なくありません。どんなアクセサリーを贈るのかというと、例えば、代々家に続く指輪などを贈ったり、母親が大切にしていた婚約指輪などを譲ったりする人が多いようです。
他にも、結婚の際にパールのアクセサリーを贈る両親もいます。真珠のアクセサリーは、冠婚葬祭で必要になるアクセサリーですが、若い世代はなかなか本物のパールのアクセサリーは持っていないもの。
結婚はある意味また一つ大人になる子供の成長ともいえますので、これを機に、本物の真珠のアクセサリーや、イヤリングなどを贈るそうです。
高価ですし、普段からカジュアルに身につけるものではないので、なかなか自分で用意しておこうという女性は少ないもの。自分ではなかなか買わないものだからこそ、両親から贈られれば新婦の女性も喜ぶこと間違いありません。
冠婚葬祭に必要なお数珠やふくさなどは、これもパールと同じで自分ではなかなか用意しないものです。かと言って、持っていないといざという時に困ります。そのため、結婚祝いの品として、お数珠やふくさ、風呂敷などを贈る方も多いようです。
お数珠もふくさも風呂敷も、ピンからキリまでいろんなものがあります。若い世代にとっては、「いつも使うものじゃないし…」と、高額なものは手にしない人が多いと思いますが、「恥をかいてはいけないから」と、上等なものを贈るご両親たちもいるといいます。
職場の同僚や友達などの場合、必ず結婚式に出席するものではありませんよね。最近では、身内だけで式を済ませるケースもありますし、参列したくても参列できないケースもあります。
職場の同僚などでは、お金を集めて一つのプレゼントを贈る場合などもあるでしょう。交友関係の多い人は、同僚や友人などの結婚祝いのプレゼントを用意するシチュエーションが多いかもしれませんね。
タオルは何枚あっても困らない日用品です。また、新婚生活から新品のタオルが使えれば、新婚夫婦も気持ちがいいですよね。そのため、職場の同僚や友人からの結婚祝いのプレゼントには、タオルセットがよく選ばれます。
中でも、とても品質のいいタオルはなかなか自分では購入しないもの。品質のいいさわり心地のいいタオルセットは、新婚夫婦にも喜ばれるアイテムです。
新婚生活ではキッチン道具もひと通り集めなければならず、意外と費用がかさんで苦労する夫婦も多いと思います。そのため、結婚祝いのプレゼントにはキッチン用品はとても喜ばれるもの。
鍋つかみや鍋敷き、エプロンなど、なくてもなんとかなるものは、買い揃えていないカップルも多いですので、キッチン用品はこれらのものをプレゼントする人が多いようです。食器類ではペアのマグカップ、お箸などを贈るケースもありますし、プレートなどを贈るケースもよく見られます。
他には、サラダスピナーフードプロセッサーなどのキッチンの便利グッズを贈るケースも少なくありません。最近は便利グッズもデザインがオシャレなものが多いので、プレゼントに選ぶ人が多いようです。
いろんなものを揃えなければいけない新婚生活。なかなか、入浴剤などのなくても困らないものは買い揃えていないカップルが多いです。しかし、入浴剤などはいくつあっても困りませんし、新婚生活をちょっと幸福にできるもの。香りのいいちょっと高級な入浴剤やバスボムなどを贈るケースは少なくありません。
他にも、バスオイルやシャンプー、石けんなど、普段では買わないような品質のいいアイテムを贈るケースは多いようです。
職場の同僚や学生時代からの友人等の場合は、寄せ書きやスクラップブックなどを贈るケースも少なくありません。値段ではなく、心のこもった世界に一つのプレゼントなので、とても喜ばれるようです。
職場などでは、花束とともに寄せ書きなどをプレゼントされるケースもよくあります。
最近では、メッセージビデオを自作して贈るというケースもあるといいます。メッセージビデオなどは結婚式の余興用に準備することもありますが、最近では、ビデオを新郎新婦に内緒で作成して、FacebookなどのSNSで公開するというプレゼントをする人たちもいるようです。
プレゼントはどんなものでもうれしいですが、手間暇のかかるみんなのメッセージが含まれたプレゼントは、新郎新婦に感動を与えるものになるでしょう。
結婚祝いは、プレゼントの相場なども気になるものですが、プレゼントをいつ渡せば良いのかということについても気になる人が多いと思います。
結婚が決まったらまずは「おめでとう」とお祝いの言葉を伝えますが、実際に籍を入れたり結婚式を行うまでの期間はさまざまで、どのタイミングがいいのかと迷う人も多いでしょう。ここでは、プレゼントの渡し方やタイミングについて知っていきましょう。
結婚祝いのプレゼントは、新郎新婦との関係性にもよりますが、親しい間柄の友人などでも、のしをつけるようにしたほうが無難です。のしについては、デパートなどで「結婚祝い用のプレゼントです」と伝えれば、マナー違反になる心配はありません。
もし、自分で支度をしなければいけない場合は、10本の水引で結ばれた「結びきり」というのし紙を使用しましょう。こののしは、「一度きり」という意味を含んでおり、引っ張っただけでは簡単に解けないデザインになっています。
表書きには濃墨の毛筆か筆ペンを用い、寿の文字を忘れないようにしてください。水引の下には、自分の名前を入れて贈ります。
他にも、メッセージを添えたり、手紙を一緒に渡してもいいですね。とくに、直接手渡せない場合などは、必ずメッセージなどを一筆添えて、お祝いの気持ちを伝えましょう。
他にも、あまりに重い物を渡す場合は、待ち合わせなどをして渡すよりも、直接家に持っていくか、配送したほうが相手にも迷惑になりません。相手の気持ちを考えてプレゼントすることも忘れないようにしましょう。
結婚が決まっても、結婚祝いのプレゼントを贈らなければ!と、慌てる必要はありません。なぜなら、実際に結婚するまでに1年ほどあるカップルもあり、その間で何があるかどうか、まだわからないからです。実際、結婚式直前に破局するカップルもいいますので、お祝いを渡すのは直前まで様子を見たほうがいいといえます。
妥当なタイミングとしては、結婚式の1〜2ヶ月前、遅くとも1週間前がおすすめです。結婚式当日に直接会ってプレゼントしようと思う人もいるかもしれませんが、結婚式当日はバタバタと忙しいですし、荷物になっては困りますので、当日に渡すことだけは避けたほうがいいです。
もし、結婚式までに間に合わない場合は、無理に結婚式当日に渡すよりも、後日渡したほうがいいケースもあります。タイミングについても、相手の気持ちを考えて失礼のないようにしたほうがいいです。
さて、定番のプレゼントは先程紹介しましたが、ここでは、結婚祝いで新郎新婦が貰いたいと思っているプレゼントについてご紹介していきます。新郎新婦の本音を知って、本当に喜んでもらえるプレゼントを贈ってみてはいかがでしょうか。
上記は、実際にもらって嬉しかったプレゼントの中でも、ランキングトップに入るものたちです。毎日使うキッチン用品などの食器類はやはりどれも人気で、結婚祝いにプレゼントされると喜ぶ人が多いようです。
他にも、現実的に現金や商品券が嬉しいというカップルもいます。自分の気に入らないものをもらうよりは、現金や商品券、カタログギフトなどで、好みのものを購入したいと考えるようです。
結婚祝いに適したプレゼントは、とにかく「自分では買わないもの」に限ります。あれば便利だけれど、なくても困らないものは、新婚生活のスタートから揃える夫婦はなかなかいません。そのため、「いつかはほしいと思っていた」というプレゼントは喜ばれます。
キッチン用品なら、フードプロセッサーなどの便利グッズでもいいですし、他にも、ちょっと値の張るお鍋などは人気。家電でも、ロボット掃除機などは、「無くても困らない」という人が多いので、贈ると喜ばれると思います。
タオルや食器などの日用品は、いくらあっても困るものではありません。カラトリーなども、最初は二人分だけを揃える夫婦が多く、客人が訪れた際に困ってしまうケースもあるもの。プレゼントされれば、自分で買う必要がなくなり、喜ぶ夫婦は多いでしょう。
他にも、食品などは食べてしまえば無くなりますので、狭くてものを置けない、飾ることができない家庭には重宝されます。この際も、ちょっと高級な缶詰を贈ったり、日々使う調味料などを贈ると喜ばれるでしょう。
さて、ここでは、結婚祝いにもらって実際に困ったプレゼントを紹介していきます。
見てみると、食器やタオルなど、「もらって嬉しいもの」の中にも入っていたものが含まれています。これらのプレゼントは「嬉しい」と思う人もいれば、「嬉しくない」と思う人もいるとのこと。こうなると、どうやって最適なプレゼントを選べばいいのか悩んでしまいますね。
もらって嬉しいものにも、もらって困るものにも食器が入っていますが、あげる食器にもよるようですので、間違えないように気をつける必要があるでしょう。
例えば、大きなお皿などは、自分ではなかなか買わないものですので、喜ばれると思いがちですが、場所を取られるので困ってしまうことも。新婚生活は2人であることがほとんどなので、大きなお皿が活躍する機会もなく、困る新婚夫婦は多いです。
また、食器はデザインの趣味が合うかどうかも確認した方がいいでしょう。北欧風が好きな夫婦もいれば、純和風の食器が喜ばれる場合もあります。カップルの趣味を確認してから購入するか、無難なデザインのプレゼントをしたほうがいいといえます。
中には、「これが結婚祝い?」と思うようなプレゼントを贈る人も多いといいます。ある人は、友人から結婚祝いに漫画の本をプレゼントされたそうで、「まさかこれが結婚祝いとは」と驚いたのだとか。
どんなに漫画が好きな夫婦でも、「結婚祝いに漫画が欲しい」と言われない限りは、このようなプレゼントは控えたほうがいいでしょう。前述の通り、どんな親しい間柄でも結婚祝いには「のし」をつけた方がいいので、少なくとものしをかけられるような品を選ぶことが必要です。
結婚祝の気持ちが伝わるものにして、また他の誕生日などの機会に、漫画などのプレゼントを選んだ方がいいでしょうね。
やはり、センスが違うものはもらって困ってしまうもの。気に入られなければ使われませんし、そのまま捨てられてしまう可能性もあります。インテリアに関わるプレゼントはとくに、趣味が別れるものです。そのため、新郎新婦の趣味がわからない限りは、贈るのを控えたほうがいいといえます。
また、例えば、自分が新婦の友達だったとします。すると、新婦の趣味はわかっていますが、新郎の趣味は分からないことが多いです。新郎が神経質な性格の場合は、センスに合わないと喜んでくれないケースもあります。
インテリアなどに飾るものは、なかなか捨てることもできないものも多いです。最近の住宅事情では物置スペースがない家庭も多いので、もし、万が一好みに合わなくてもどうにかなるものを選んだほうがいいでしょう。
結婚祝いを贈るなら、やはりお祝いの気持ちを伝えることが大切です。新婚夫婦の二人が好きなモノを事前にリサーチしたりするのはもちろんですが、手書きのメッセージを付け加えたり、「おめでとう」ときちんと言葉で伝えることも忘れないようにしましょう。ここで紹介した喜ばれるプレゼントを参考にしながら、祝福の気持ちが伝わるプレゼントを選んでくださいね。