誰でも、結婚相手には自分の理想があると思います。「こんな女性がモテる」「結婚できる男性の条件」など、色んな結婚に関する情報も手に入りますね。
ここでは改めて、結婚相手に求める条件を男女別に紹介していきます。
また、理想を求めすぎると結婚できない原因にも。ここでは、妥協点を見つけるためのヒントもあわせてご紹介します。
さて、女性は結婚相手にどんな条件を設けているケースが多いのでしょうか。
結婚の条件と聞くと、真っ先に出てくるのが「収入」かもしれませんね。昔は高収入がいいという人も多かったのですが、最近は「安定していればいい」と考える女性は多いようです。
どんなにお金があったとしても、「今月は0円、来月は100万円」というよりは、コンスタントにお金が入ってくる男性を求めているといいます。
若いうちは女性もイケメンの格好いいタイプに夢中になる人も多いでしょう。
しかし、ある程度恋愛経験を積んだり、結婚を視野に入れてくると、見た目のかっこよさよりも性格や価値観が一致して、楽なほうがいいと考える人が多いようです。ホッとできたり、気を使わなくて良かったり、「楽」というのは大きなポイントになっているようですね。
見た目が重要という女性の意見もありますが、その内容はちょっと想像とは違うかも…。女性の場合、イケメンがいいというわけではなく、毎日見ても飽きないことが大切だと考えるケースが多いようです。
癒される笑顔、落ち着いた眼差しなど、一緒にいてホッとできる顔が大事なのだとか。イケメン過ぎると毎日ドキドキしちゃうし、一緒にいて居心地がよくありませんよね。また、「美人は3日で飽きる」というように、女性も「イケメンは3日で飽きる」という感覚があるようです。
結婚してしまうと、男女の境がなくなってしまい、女性として扱ってくれない夫も多いようです。そのような既婚者のエピソードを聞くと、「結婚しても自分を女性として扱ってほしいな」と、考える女性は多いのだとか。
優しくしてくれる、甘えさせてくれる、守ってくれるなど、「女性として扱ってほしい」という理想は、ある意味では、「男性らしさを見せて」と言い換えることができるかもしれません。
結婚相手に求める条件としてもかなり重要視されるのが「浮気」です。中には、浮気はバレなければいい、トラブルを家庭に持ち込まなければいいという女性もいますが、「家族を一番にして浮気をしないことが重要」と考える女性は多いもの。
自分たちに関係ない女の人を大切にするなんて、そうそう容認する女性はいません。一緒にいて安心できるタイプは、やはり家族に一途な男性ということでしょう。
さて、ここまで女性の結婚相手の条件を見てきましたが、ここからは男性の結婚相手の条件について触れていきます。
男性は見た目を重要視するように捉えがちですが、男性も性格を重要視する人が多いようです。とにかく気が合う、食べ物の趣味が同じ、ホッとできるなど、多くが性格に関する条件のよう。
見た目を磨いている女性がいても、性格が悪ければまったく受け入れられないという人は意外と多いようです。
最近では一人暮らしをする男性が多く、家事ができる男性も少なくありません。しかしやっぱり、結婚するなら家事ができる女性がいいなと答える人は多いようです。
自分ができないから家事をしてほしいと考える人もいますが、一緒に同じようなクオリティで家事をこなしてほしいと考える男性もチラホラ。自分ができて女性ができなければ、イライラしてしまうというタイプの男性も少なからずいるようです。
例えば、男性は若い女性が好きだというのは一般的によく知られていることです。必ずすべての男性がというわけではありませんが、どちらかと言えば若いほうが良かったり、「年を重ねている女性よりも…」という男性は少なくありません。
しかし実際は、実年齢より見た目年齢を重視している男性が多いのだとか、それは、若い女性なら子供を産めるという男性の本能が関係している可能性があるそうです。
見た目が若い=子供を産めるという本能的な判断が女性にも及ぶそうで、年を取っていても若々しい女性が男性から好かれる傾向にあります。
経済観念がしっかりしていない女性は、結婚相手から外れてしまう可能性が高いのだとか。結婚したら財布は奥さんにしっかりと任せたいという男性は少なくなく、しっかりものの女性を求める傾向に。
この理由としては、仕事に集中したいという男性が多いのかもしれませんね。
男性の理想の結婚相手としては、家事も子育てもしっかりやる人なのだそうです。男女平等の世の中ですが、男性が自由に理想の女性を描くのは仕方のないこと。やっぱり本音を言えば、家を任せられる女性がいいよねという男性は多いようです。
また、家事の部分でも述べた通り、女性が自分よりもできないと、自分がすべてやらなければならないのではないかという不安材料になるそう。実際に分担して家事や子育てをするつもりの男性も、「分担するなら女性も家事や子育てのスキルがなければ」と思っている人は多いようです。
理想を描けば描くほど条件が多くなってしまうのは仕方ないことです。そのため、条件のリストを後から調整して、優先順位をつけることも大切でしょう。
結婚できない人たちの中には、理想が高すぎて結婚できない人がいますので、やはり妥協しなければいけない条件も出てきます。ここでは、どのように妥協点を見つければいいのかのヒントに触れていきます。
女性の場合は、身長が高人がいい!と理想をあげる人が少なくありません。一目瞭然でわかってしまう男性の身長は、理想の条件にリストアップする間もなく、見た目だけで仕分けしてしまっているケースも。
男性の場合は、スリーサイズやバストサイズなど、意外と数字で相手を見限っている例は多く、それが結婚の障壁になっていることが多々あります。自分も見た目の身長やスリーサイズなど、数字で相手を見限っていないか、一度振り返ってみましょう。
男性なら年下、女性なら年上と、意外と年齢制限を設けている人は多いです。男性だって年上の女性でもいいし、女性だって年下の男性と結婚したっていいはず。最初から制限を設けるのはよくありません。
年齢が上がると、年下でも頼りがいがあって頼もしいケースは多いですし、年齢差は気にならなくなったりします。最初からリミットを設けるのは、良い人に巡り合うための邪魔になってしまうかもしれませんよ。
ある調査では、理想の年収と実際の結婚相手の年収を比較すると、約100万円近くの誤差があるという結果も出ています。もちろん、実際の年収の方が低いそうです。
実際に理想の年収よりも低い年収の人と結婚しているという結果がありますので、やはり年収だけで相手を見限ることはやめたほうがいいでしょう。また、玉の輿に乗りたい女性もいるかもしれませんが、最近は男女の年収差は小さくなっているそうです。だいたい同じ年収の人と結婚する傾向にあるので、玉の輿結婚は夢のまた夢と思ったほうがいいかもしれません。
理想を掲げると、「すべてのことを完璧にこなす人」というような理想像ができあがってしまいます。なかなかすべてのことに完璧な人間は存在しないので、それにこだわりすぎると結婚できないまま一人になる可能性も…。
完璧を求めがちな方は、冷静に自分の理想を見直すことが必要でしょう。だいたい、自分も完璧な人ではないですよね?自分も完璧じゃないのに、人に完璧を求めるのはナンセンスです。
さて、一生を左右する結婚となると、「妥協なんてできない!」という人も多いかもしれません。しかし実際は、妥協している女性は多くいるのです。世間にはたくさんの幸せになってる夫婦がいますが、8割程度の女性は、男性に対して何かを妥協しているのだとか。8割って、ほとんどと言ってもいいと思います。
幸せになれるかどうかは、妥協しないかどうかには関係しないのかもしれません。だから、安心して妥協してもいいのではないでしょうか。
もし、結婚相手の理想の条件があるのなら、その優先順位を挙げてみるといいと思います。多くの男女は、相手の性格を重視していますが、それはやはり「人間性」が大切だと思っている証拠。
例えば、犯罪を犯したり、人に嫌なことをしたりするような人では、そんな人とは結婚生活を続けていけませんよね。
他にも、借金トラブルや暴力などは、結婚生活を脅かすものになりますし、もしそういったことが夫婦間であれば、即座に離婚にも繋がりかねません。
だからこそ、人間性は妥協できなくて当然と言っていいでしょう。でも、例えば、「高収入」を妥協するだけなら、多少節約をしながらの生活になるかもしれませんが、たまには外食をしたり、旅行へ行ったり、それなりの楽しい生活は送れるでしょう。
高身長だって、人間性が良ければ相手の精神的な部分を愛せるようになり、見た目のことは気にならなくなるかもしれません。
重要視する人が多い「人間性」についてはとても重要な条件ですが、それ以外は妥協しても、オプションが増えるか減るかの差くらい。夫婦の根幹には大きな影響は与えないでしょう。
さて、ここでは、妥協すべきではない結婚条件について触れていきたいと思います。
結婚するときに、「ここは結婚してから直してもらおう」と思って結婚する人は少なくないのではないでしょうか。ちょっとした癖、言葉遣い、ファッションセンスなど、さまざまあると思います。もちろん、相手が気づかずにやっている習慣などであれば、指摘すれば直してくれることもあるかもしれません。
しかし、相手が好きでやっている習慣については、なかなか変わらない可能性が高いといえます。
例えば、「毎日お酒を飲みたい」「週末は必ず競馬場へ行く」など、趣味に近いものに関しては、まず変わりません。生きがいにしていることであれば、まず無理でしょう。そのため、簡単に「結婚したら変わるだろう」と考えるのはやめたほうがいいかもしれません。
気になるのであれば、「結婚後はやめてほしいんだけど」「こうしてほしいんだけど」と聞いてみましょう。相手の反応によっては、その結婚は見直した方がいいともいえます。
ただ、自分の挙げる条件が厳しすぎないかどうかも、きちんと考えて相手に向かい合うようにしてください。
例えば、過去に浮気をしたことがある、見栄を張って嘘をつくなどの行為が相手にあり、それが信頼に影響するのであれば、結婚は見直したほうがいいかもしれません。それは、どんなに高年収、高身長、高学歴でも、嘘をついたり信頼できない相手とでは、幸せになれるはずがないからです。
結婚に大切なのは「信頼」の一言と言ってもいいかもしれません。時には意見が食い違うことはあるかもしれませんが、相手を信頼できるからこそ自分も好きなことが言えて、相手も好きなことが言えるのです。信頼しているからこそ、自分の人生を預けたりできるのでしょう。
この信頼が欠ける人は、将来何かトラブルを持ち込む可能性もあります。向き合うべき事柄から、逃げる可能性もあるのです。条件のスペックが高いと思っても、相手に信頼感がないのであれば、それは妥協してはいけません。
理想の結婚相手と結婚したいのは当たり前ですが、問題はその相手がこの世に存在するのか…ということです。若いうちは理想を求めてもいいかも知れませんが、あまりにも欲心が強いと、いつまでも結婚できない可能性も。
また、たとえ理想の条件の男性・女性がいても、それ以外に大きな問題があれば、結婚生活はままならずに幸せにはなれません。何事もバランスが大切です。相手を信頼できるのであれば、それが理想の結婚相手なのではないでしょうか。