「いつ結婚しよう……」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
恋人がいる方でもいない方でも、いつ頃結婚したいか、あるいはするべきかという人生設計を、誰しも一度くらい考えてみたことがあると思います。
まずは相手探しから……という方もいるでしょうし、しばらく付き合っている恋人がいるけれど、なかなか結婚に踏み切れない方もいらっしゃることでしょう。結婚は人生において重大なイベントですから、悩むのは当然です。焦ってすればいいというものでもありませんし、引っ越しが必要となったり、様々な責任が出てきたりと、現実的な問題だっていくつも現れます。
では実際に、世の中の既婚者の方々は、人生の中のどの時期にどんなタイミングで結婚しているのでしょう。また、具体的に1年の中で結婚式を挙げるのに適した時期はあるのでしょうか。
結婚に適した時期やタイミングをいくつかご紹介したいと思います。
2013年に厚生労働省によって発表された情報によると、初婚の平均年齢は夫30.7歳、妻29歳という数字が出ています。数年前よりも初婚の年齢は上がっており、男女ともに30歳前後という結果となりました。
晩婚化が進んでいる背景には、女性の社会進出が進んで、働く女性が増えていることなどがあります。
結婚の時期において、まず多くの人が意識したり焦りを感じたりする点は、年齢でしょう。
「30歳になる前に」「40歳になる前に」などとラインを決めて結婚を決める人は多くいます。特に女性の場合は、出産にも関わってくる部分ですので、どうしても気になってしまうポイントですよね。
高齢出産のリスクを避けるには、やはり少しでも年齢が若いに越したことはないというのは事実です。
知り合いの結婚ラッシュに遭遇したことのある方もいらっしゃることでしょう。近頃はSNSなども普及していますから、30歳前後の結婚適齢期の知り合いの多い方であれば、月に何組もの結婚報告を見かけることだってあります。
他人の結婚は、とても華やかに見えたりうらやましく思えたりと、何かといい刺激になるものです。そうした周囲の流れにうまく乗っかり、自分たちも結婚をしてしまおう!と考えるカップルもいるわけです。
経済的な安定の目処が立つ前には、なかなか結婚にも踏み切りづらいものです。そのため仕事の昇給などを期に結婚を決める人もいます。
また、男性の場合は転勤をきっかけにパートナーへ「ついてきてほしい」と伝えて結婚を申し込む場合もあります。女性の場合は、仕事上で転勤を迫られたり、忙しい役職に任命されたりして、自分がそれらを望んでいない場合には、結婚を理由に断ることもできます。
退職するにしても、結婚が理由であればもっとも円満に退職しやすいのでおすすめです。
親に早く結婚しろと言われたり、孫の顔が見たいと急かされたりしたことがきっかけで、結婚を決めてしまう人もいます。親からすれば、子供には早く結婚して落ち着いてくれた方が当然嬉しいでしょうから、親孝行だと思って早めに結婚に踏み切るのもいいのではないでしょうか。
なかなかタイミングがつかめない場合、年末年始の機会を利用するのも一つの手です。
一つの節目、区切りとして、改まった話もしやすいですから、結婚の話も切り出しやすいでわけです。また、親せきや家族での集まりも多いため、パートナーを一緒に連れて行けば後押ししてくれる可能性も高くなります。
占いで運勢のいい年や時期に結婚しようと考える人や、占い師に言われたアドバイスに従って結婚時期や相手を決める人も以外と存在します。また、パートナーとの姓名判断なども人気のようです。
過度に占いを信じすぎるのもよくありませんが、自分の背中を押す意味も込めて、占いに頼ってみるのも一つの手かもしれません。
自分で手軽にすぐできる占いの一つには手相占いなどもありますので、ご自身の結婚線を一度チェックしてみるのも面白いかもしれませんよ。
まず、未来のことを知りたい場合は利き手の手相を見ましょう。ちなみに利き手でない方の手相は、生まれ持ったものを示しているとされています。
結婚線とは、手のひらの小指側の側面にある線で、小指の付け根と、そのやや下あたりに長く伸びている感情線という線の間にあります。小指の付け根と感情線の真ん中あたりが、20代後半~30歳とされていて、線が真ん中より上にあるか下にあるかで、大体の年齢がわかります。
結婚線は何本もある人もいますし、全くない人もいます。なお、小指の中心を越えない程度の短い線は、結婚にまでは至らない恋愛線といいます。
そもそも、結婚線がない人というのも存在します。結婚線がない場合、その人は恋愛や結婚自体にあまり関心のないと考えられています。
結婚線の先が上方向に上がっている人は、幸せな結婚生活を送れるとされており、反対に下方向に下がっていれば、結婚生活に多少困難が待ち受けているとされています。
さらに、結婚線が何本もある場合は、モテすぎて一人に絞れないなど、結婚線には様々な読み方があるようです。
結婚線がなかったり、占いの結果が悪かったりしたからといって、結婚を諦める必要は無論ありません。実際に自分の結婚線が当たっているという既婚者は、実は1割もいないそうですから、「いい結果だった場合は信じる」くらいの感覚で占うことをおすすめします。
手相は変化していくものですし、中には相手がみつかった瞬間に結婚線が現れたという話もあります。また、自分でペンなどで手相を書いても運気が変わるという話もありますので、結婚線があまりよくなかった場合は、上向きのしっかりした結婚線を自分で書いてみてはいかがでしょうか?
プロポーズや親への挨拶が済んで、残すは結婚式と結婚披露宴!という方もいらっしゃることでしょう。式場の空きなども考えると、早めに結婚式の日取りを決めたいもの。しかし、仕事や出席者の都合を考えると、1年のうち、どのあたりの時期に結婚式を挙げるのかは少し悩みどころでもありますよね。
そこで、結婚式を挙げるのに人気の季節や、その理由をご紹介いたします。
春は桜もきれいで気候も快適なので、結婚式の時期としてはとても人気があります。
5月には皆の休みが合いやすいゴールデンウィークもありますし、ジューンブライドに憧れて6月に結婚をするカップルも多いんです。新年度が始まって新しい生活に入る前の3月頃もおすすめ。
また、厚着する必要がない時期のため、ゲストがおしゃれをしやすいという点でもおすすめできます。
春と同様、暑すぎず寒すぎない気候が人気の理由です。また、秋には花粉症などの心配がないこともポイントです。
また、秋は食材が豊富で美味しい時期なので、結婚式に振る舞う料理にも松茸などの旬の味覚を取り入れやすく、食事でもっともゲストを楽しませやすい時期でもあります。
また、秋は大型連休がなく、年間のうちでは旅行等にかかる出費の少ない時期なので、金銭的にありがたいというゲストもいることでしょう。
秋と冬の境目頃に当たる11月22日(いい夫婦の日)も、結婚式の日程として人気の高い日です。
夏は、気候の過ごしづらさのためあまり人気のない時期です。熱中症になる危険があったり、汗をかいて不快な思いをしたりする時期を避けたいと思う人が多いことが原因です。しかし、夏休みやお盆休みがあるため、予定は立てやすいでしょう。
また、学校の教員をされている方にとっては、長い夏季休暇のあるこの時期が一番都合がよく、また生徒に結婚報告もしやすいタイミングとして人気があるようです。
冬は、寒いという理由からあまり人気がありません。しかし、冬休みを利用することもできますし、冬独特の幻想的な雰囲気を味わうこともできるでしょう。
また、冬や夏などの結婚式を挙げる人が少ない時期というのは、式場の競争が少なかったり、料金が比較的安くなっていたりすることが多いため、意外と穴場のポイントでもあります。
主に結婚式は、縁起がいいとされる大安や友引を選んで挙げられることが多いですが、あえて仏滅などを選ぶという方法もあります。大安、友引以外だと式の料金が安くなったり、周りと日程が被らなくていいという理由から、仏滅、先勝、先負、赤口などに結婚式を挙げるカップルも最近は増えています。
結婚生活がやっていけるか不安で、結婚に踏み切れない方もいますよね。
そんな場合、結婚前に同棲してみるのも一つの手です。しかし、同棲にもそれぞれメリットやデメリットがありますので、参考にしてみてください。
結婚前に同棲した方がいいと考える人は多いようですが、実際に結婚前に同棲に至るカップルはそれほど多くはありません。原因としては、親の許可が下りないことや、同棲するとなかなか結婚できない、というイメージを抱いている人が多いためです。
一つ屋根の下で一緒に生活をすることで、今までわからなかったパートナーの本性を知ることができます。相手の悪いところが見えてしまうこともあれば、反対に相手のありがたみを感じて結婚生活へのモチベーションが上がり、早く結婚したいと思えるようになることもあります。
ずっと同じ空間で生活することによって、恋愛のときめきが薄れてしまったり、不満が溜まってしまったりします。恋愛感情が継続するのは一般的に3年前後といわれていますから、徐々にときめきが薄れていくのは仕方のないことですが、同棲段階で「ときめかない=好きじゃないから別れる」となってしまうのはもったいないことかもしれません。
また、結婚前なのに相手に遠慮して遊びに行きづらくなったり、相手の分の家事をしなければいけなくなったりして、自分で自由に使える時間が減ってしまうことなどもデメリットの一つです。
結婚の意志のない相手とずるずる付き合い続けて破局してしまった場合、女性にとって後悔につながる危険性があります。相手が年下で、結婚する気がなさそうな相手の場合は、特に注意してくださいね。好きな相手に向かって「結婚しないなら別れる」と告げるのはある意味賭けに出る行為ですが、自分のためでもあります。
こちらが結婚をほのめかしても相手が興味を示さなかったり話をはぐらかすような場合は、結婚する気がないのかもしれませんので、相手の本心をよく見極めるようにしましょう。
プロポーズが済んでいるカップルも気を抜かないほうがいいでしょう。
具体的な話が進まず結婚がズルズルと先延ばしになってしまうこともありますので、プロポーズからはなるべく間を空けずに結婚式の日取りの希望などについて話し合い、ある程度の時期を決めておくほうが賢明です。
中には理想が高すぎて婚期を逃してしまう人もいます。全てが完璧な人はいませんので、ある程度妥協することも時には必要です。
結婚生活を始めたら、当然同じ空間で共同生活をしていくことになります。お付き合いの段階ではわからないこともありますが、相手の食事の好みや、テレビ番組の趣味や嗜好が自分と違っても、無理しすぎない程度に相手に合わせることや、お互いに譲り合うことを覚えておきたいものですね。
慣れ親しんだ間柄でも、相手を尊重する気持ちは大切です。お互いがお互いにとって特別な存在なんだということを忘れないよう、愛情を伝え続けるようにしたいですね。
お互いのタイミングが合わない場合、根気強く待つのも一つの手ですが、人生の時間を無駄にしないためにも、結婚の時期はなるべく早めに見極めたいものです。
自分の都合だけではなく、相手の都合や年齢などを思いやりつつ結婚を決められてみてはいかがでしょうか。