“ナシ婚”という言葉を聞いたことがありますか?
近年、結婚式を挙げずに入籍だけする“ナシ婚”の割合が年々高くなっているそうです。
その割合はなんと50%近くに及びます。
結婚式を挙げる人は10年前の約半数。
なぜ結婚式離れが起こったのでしょう?
理由としては授かり婚で結婚式を挙げるタイミングを失ったり、
結婚する時点で貯金が結婚式費用に到達していなかったり、
そもそも派手なイメージの結婚式自体が嫌だったり、再婚であったりと様々ですが、
やはり上位に来るのは「経済的理由」だそうです。
挙げたい気持ちはあるけど、そこまでの余裕はない・・・
300万も払うなら家のローンや旅行など違う使い道に当てたい・・・
確かに無理もありません。
結婚式場の多くが、結婚式の前日までに費用を支払わなければなりません。
後々ご祝儀で補えるとしても
結婚式費用の総額は予め貯金しておかなければならないのです。
300万円〜400万円を貯めるのは大変なことですよね・・・泣
年収じゃん!と突っ込みたくなります。
それでやむを得ず結婚式を諦めているカップルがたくさんいるのです。
様々な理由で結婚式を挙げなかったカップル。
後悔はなかったのでしょうか?
・友人同士で結婚式の話が出ると自分も挙げればよかったと後悔。
・おじいちゃんやおばあちゃん、お世話になった親戚の方が亡くなったとき、
自分の晴れ姿を見せてあげたかったと後悔。
・父や母が本当は挙げて欲しかったとポロっと本音を聞いた時に
親不孝だったのかなと考えてしまう。
・子供に聞かれて見せる写真もなかった時にやっておけばよかったと思う。
などなど、当時は本当に挙げたくないと思っていた人でも
歳を重ねるにつれてだんだんと気持ちが変わって、
あの時結婚式を挙げておけば・・・と悔やむ方もいらっしゃるみたいです。
・娘や息子の晴れ姿を見たい!
・これまで一生懸命育ててきた子供が自分から旅立つときはけじめの意味も込めて
結婚式を挙げてほしい。
・親戚に披露したい
などといくつになってもかわいい子供の晴れ姿はやはり見たいというのが親心のようですね。
しかし、“ナシ婚”を決めた子供に、実はこんな風に思っているんだ!という本音を
伝えられていない親は半数以上だそうです。
結婚式のとらえ方は人それぞれです。
結婚するということは個人の問題だけでなく、これから生活を共にしていくパートナーや
今まで育ててくれた両親、祖父母,親戚など様々な人の気持ちもくみ取らなければなりません。
この問題で後々トラブルになるケースもあります。
挙げるにせよ、挙げないにせよ、
一番大事なのはよく話し合いみんなの意見を聞くことから。
そのうえで決断するのが良さそうですね。