費用は?演出は?今さら聞けないレストランウェディングのすべて

費用は?演出は?今さら聞けないレストランウェディングのすべて | 披露宴・1.5次会・帰国後パーティーは会費制結婚式の【会費婚】

2016.10.9th.

結婚式のスタイルとして人気のレストランウェディング。なんとなくのイメージはあっても、どんな結婚式なのかははっきり定義が分からない方も多いのではないでしょうか。ここでは、レストランウェディングの概要や費用、演出、レストランウェディングの会場選びのポイントなど、これから結婚式場を探すカップルに役立つ情報をご提供していきます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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レストランウェディングって、どんな結婚式?

結婚式披露宴の形として定着しつつあるレストランウェディング。その定義についてあまりはっきり把握していない人も多いのではないでしょうか。レストランウェディングとはどんな結婚式のことなのかについて触れていきましょう。

レストランの食事でおもてなしするウェディング

レストランウエディングは、レストランの美味しい食事でゲストをもてなしながら行う結婚式披露宴のこと。1.5次会的な雰囲気のものから、結婚式場での披露宴に近いものまであり、ひとくちにレストランウェディングといっても同じ形ではないので注意することが必要です。

昔からある結婚式披露宴では、新郎新婦は料理が出ても手を付けられないことがほとんどでした。しかし、レストランウェディングは新郎新婦と家族や友人が同じテーブルにつくこともあり、一緒に食事を食べながら結婚式披露宴を行うことも可能です。

大切な人と一緒に食事を楽しむのはとてもかけがえのない時間ですよね。このような点でも、レストランウェディングは多くのカップルに好まれています。

レストランウェディングの費用相場とは

ここでは、レストランウェディングの費用相場に触れていきます。一般的には、レストランウェディングの相場は一人あたり1〜1万5千円というのが定番だそうです。

ただし、注意したいのはこれは「料理だけ」にかかる費用相場である可能性があるということ。引き出物代やフリードリンクの費用が含まれていなかったり、オプションを追加したらもっとかかってしまった…というケースもあり得ます。

レストランウェディングは、かつてはリーズナブルに挙げられる結婚式だと思われていましたが、ある試算では費用相場が最も高いウェディング方法という見方もあります。

一般的な結婚式披露宴場の方がパックで費用が組まれているので、結婚式披露宴の費用一式と写真撮影、衣装代等を含めると、レストランウェディングの方が割高になることが多いようです。

レストランウェディングのメリット

レストランウェディングを検討する上で、どんなメリット・デメリットがあるのか気になっている人は多いのではないでしょうか。ここでは、レストランウェディングのメリットについてまず触れていきましょう。

美味しい料理でゲストに満足してもらえる

レストランウェディングは、料理専門のレストランで挙げる結婚式です。そのため、美味しい料理が提供される可能性が高く、新郎新婦の料理の好みなどでメニューを変更してもらえるケースもあります。

お酒を楽しむゲストが多いのであれば、お酒にマッチするおつまみに近い料理を提供してもらえる可能性もありますし、デザートが好きなゲストが参列する場合には、スイーツビュッフェなどを用意してくれるケースもあります。料理に関して柔軟に対応してもらえるのが、レストランウェディングの強みです。

新郎新婦の演出のリクエストが通りやすい

結婚式場のように演出がパックになっていないケースが多いといいます。キャンドルサービスやファーストバイト、スライドやムービーの上映など、カップルによっては不必要な演出もあるのではないでしょうか。

レストランウェディングの場合は、このような不必要な演出は省き、必要な演出のみ行えるケースが増えています。一般的な結婚式披露宴場だと、演出を断ってもパック料金になっているため、取りやめた演出にも費用を払わなければいけないケースがあります。持ち込みなどをすれば、持ち込み料を請求されるケースもあるのです。

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その点、レストランウェディングは持ち込み料などを請求しない会場も多いです。演出の上で柔軟に対応してくれ、費用の減額も期待できるので、新郎新婦が演出にこだわりを持っている場合は、レストランウェディングはとてもおすすめです。

いくつもの式場が併設されていないケースが多い

レストランウェディングは、貸し切りの空間で結婚式披露宴を挙げられるという利点があります。お店をまるごと結婚式場に使用することが多いので、いくつかの式場が部屋で分かれているような複合的な施設よりも、アットホームな雰囲気が演出できます。

自然光の入る開放的な空間が多い

結婚式場やホテルの宴会会場などは、自然光が入らない空間であることが多いです。防音やムービーを流すのには適した環境かもしれませんが、閉鎖的なイメージが気になるという方もいるでしょう。

しかし、レストランは開放的で自然光が入る空間が多く、よりリラックスしたムードの中で結婚式が挙げられます。空間を大切にしたい方にはうってつけでしょう。

結婚式後も訪れることができる

通常の結婚式場だと、誰かの結婚式が同じ場所で開かれない限り、再び訪れることはありません。2人の思い出の場所になかなか訪れることができないのは、考え方によっては寂しかもしれません。

しかし、レストランウェディングなら、記念の場所で何度でも食事ができるという利点があります。結婚記念日に食事をしに訪れたり、家族が増えたらみんなで訪れるのも、素敵ですよね。

チャペル併設のレストランも

結婚式での利用を考えて、チャペルを併設しているレストランもあります。ただの食事会になってしまうのは嫌だなと思っているカップルも、簡易的なチャペルがあれば、本格的な挙式もできるのでおすすめです。素敵な庭園にチャペルが用意されているケースもあるので、むしろロマンチックなムード満点の挙式を挙げることも可能です。

レストランウェディングのデメリット

ここまでメリットを見てきましたが、次からはレストランウェディングのデメリットにも触れていきたいと思います。

レストランとしての設備しかないケースも

レストランウェディングの場合、レストランとしての設備しかなく、一般的な結婚式場に比べて設備が劣っているところがあります。お店の年齢層の幅が限られているケースもあり、高齢者や小さな子供が訪れるには不便さを感じる場合も。トイレの数が少なかったりして、不便を感じるゲストも多いようです。

自分たちでアイデアを出さないといけない

レストランウェディングの場合、会場はもともとレストランなので、演出のアイデアの用意まではないケースも多々あります。そのため、新郎新婦が自主的に演出のアイデアを出したり、準備をしなければいけないという課題があることも認識しないといけないでしょう。

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忙しくてアイデアを出したり、その準備をすることが大変なカップルは、レストランウェディングは大変さのある結婚式会場だと思ってもいいかもしれません。

失敗しないレストランウエディングの会場選び

レストランウェディングで失敗をしたくなければ、会場選びについて詳しく知っておく必要があります。ここでは、失敗しないレストランウェディングの会場選びについて触れていきましょう。

一軒家でのレストランウェディング

レストランの中には、ビルなどの中に入っている店舗もあります。すると、式場に入るまでに猥雑な雰囲気の中を通らなければいけなかったり、ムードに欠けるケースも。

そうではなく、一軒家だけのレストランを借りれば、雰囲気のいい貸し切り空間を味わえます。庭付きであればムードはさらにアップ。雰囲気を重視したいのであれば、一軒家のレストランを借りることをおすすめします。

専門プランナーに相談して会場を選ぶ

最近では、レストランウェディングをコーディネートしてくれる専門プランナーも多く存在します。コンシェルジュのように2人にぴったりな会場選びをサポートしてくれたり、細かな演出などのサポートも受けられるので、安心で確かな結婚式が挙げられます。

演出を自分たちで考えるのは不安だったり、演出のためにスタッフの手が必要だという場合には、大きな助けとなるでしょう。

レストランウェディングを視野に入れたレストランも

最近では、レストランウェディングを事業の主軸に入れて経営をするレストランもあります。そのようなレストランの場合、設備も整っており、ゲストに不便をかけることがないのが利点です。新郎新婦の控室があったり、トイレのスペースが広かったりと、通所のレストランにはない設備の充実が感じられます。

レストランウェディングの演出はどうする?

ここでは、レストランウェディングの演出について、いくつかアイデアをご紹介します。どんな演出をしようか迷っているカップルは、こちらを参考にしてみてください。

夕方からの挙式ならキャンドルで演出を

レストランウェディングをする場合、夕方や夜に式を挙げることも多いです。その場合は、夕景の中でキャンドルを灯し、ムードたっぷりに演出してもいいでしょう。通常の結婚式では、キャンドルをたくさんともしたりすることはなかなか叶えることはできませんが、レストランウェディングであれば、庭や店内などをキャンドルで埋め尽くすことも可能です。

広いお庭でバルーンリリース

レストランの中には、広い庭を備えている店舗も多くあります。その場合は、結婚式では定番となりつつあるバルーンリリースもおすすめです。普段はたくさんの風船を放つシーンをみることはありませんので、爽快で楽しい演出の一つとなるでしょう。

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新郎新婦手作りのケーキをゲストに振る舞って

レストランウェディングは、演出に柔軟性があるのもメリットの一つです。中には、新郎新婦がケーキを予め厨房で作って、それをゲストに振る舞うという演出をすることもあるようです。

通常、ケーキカットやファーストバイトなどは新郎新婦の2人だけが行うことですが、ゲストにケーキを振る舞うことで、より「おもてなし」の雰囲気が強くなり、「これからも2人をよろしくお願いします」という周囲の人への挨拶の気持ちが伝わりやすくなります。

キャンドルサービス代わりに飲みもののサーブを

結婚式では定番のキャンドルサービスですが、正直、何のために行うのか、その趣旨がいまいちわからない人もいるのではないでしょうか。キャンドルの火を灯して挨拶をしてテーブルを回るよりも、新郎新婦自らが飲みものをサーブして、ゲスト一人ひとりと会話を交わしたほうが、より結婚式のムードも温まるでしょう。

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飲みものだけでなく、デザートのお皿を配ったりしてもいいですし、プチギフトを渡して回ってもいいでしょう。少しカジュアルに感じるかもしれませんが、レストランウェディングは新郎新婦の意向でどんな演出でも叶うのがいいところ。ただ参列してもらうだけで終わる結婚式を行うよりは、一人一人と少しでも関われたほうが、新郎新婦の二人も嬉しいのではないでしょうか。

手料理を振る舞う結婚式も

一般の結婚式披露宴場では、料理を作る厨房までの距離が遠かったり、一般の人である新郎新婦を中に入れないことも多いです。しかし、レストランウェディングの場合は厨房がすぐそこにあったり、オープンキッチンなどで調理する姿が目のあたりにできるというお店もあります。

そのため、新郎新婦がキッチンに立ってゲストの食事を作ったり、そこから会場にサーブをすることも可能になります。新郎新婦はずっと上座に座りっぱなしという式の形状が多いですが、「じっと座っているなんてつまらない!」という2人の場合は、こんなユニークな披露宴を挙げてもいいかもしれませんね。

レストランウェディングは、費用が高かったり、ある程度自主性がないと、素敵な演出ができないというデメリットもあります。費用面を一番気にしているカップルにとっては、レストランウェディングはあまり向いていないかもしれません。しかし、より自分たちの希望を叶えたかったり、ゲストのおもてなしにこだわりがあるという場合は、こんないい式場はありません。プロポーズなどをしたレストランでウェディングをするカップルもいるようなので、思い出のお店があるカップルは、レストランウェディングを選ぶのも素敵だと思います。