最近では、結婚しない独身男性・女性が増えています。独身者の特徴としては、「自由が欲しい」「仕事を頑張りたい」という理由で結婚しない人が多いようです。
しかし中には一生独身でいることのリスクを把握せず、安易に独身生活を選んでいる人もいます。ここでは、将来、未婚で後悔してしまうかもしれない独身男女の特徴をご紹介していきます。
独身男性の7割が、このまま独身でもいいと思ったことがあるそうです。殆どの男性が結婚に興味がない、またはしなくてもいいと思っているようですが、ここでは、独身男性の特徴を見ていきたいと思います。
独身男性は仕事人間で、「仕事以外のことを考えられない」という人が多いようです。仕事が面白く、恋愛が面倒と感じるタイプは、「仕事さえあれば生きていける」と思ってしまうのかもしれません。
男性は趣味に凝りやすかったり、自分ひとりで思い通りに自由に暮らしたいと思う人が多いようです。女性よりも同性の友達といたほうが楽しいと感じるタイプだと、女性は必要ないと思う人も…。また、夜遊びをしたり、自由な恋愛をしたいと考える男性も多く、その場合、一人の伴侶だけと一生を過ごすことに退屈さを感じるようです。
独身男性の中には、単純に女性にモテないタイプの人もいます。毎日お風呂に入らない、爪が伸びている、シワシワの服を着ている等、清潔感のない男性は女性から敬遠されます。結婚したくても身なりをきちんとしていない人は、恋人が見つからず恋愛にも至れないケースが多いです。
世間的に、家計を支えるのは男性という考え方がまだまだ一般的です。男性ならまず、「自分が家長となって一家を支えなければならない」と考える人が多いでしょう。しかし、低収入や借金などで経済的に苦しいと、家族を持つことは考えられず、自分の生活だけで精一杯になってしまいます。
次は、独身女性の特徴にも触れていきましょう。独身女性の場合は、およそ半分の人が「このまま独身でも構わない」と考えたことがあるようです。男性よりは結婚したい人が多いですが、どんな特徴があるのでしょうか。
男性同様、仕事が楽しく経済的にも安定していると、将来的に一人でも大丈夫だろうと安心してしまうようです。仕事ができるタイプの女性は誰かに頼る性格の人が少ないため、特に男性と一緒になりたいと思う人が少ないようです。
仕事ができて経済的にも自立している女性は、生活水準が自分と同等か、それ以上の結婚相手を求める傾向にあるようです。現在、結婚適齢期の男性で年収400万円以上の男性は、全体の25%ほどといわれています。さらに、年収が1000万を超える男性は全体の10%以下という話もあり、高年収にこだわる女性はなかなか相手を見つけにくくなります。
大学入学から一人暮らしを始め、30歳で結婚をするとしましょう。すると、およそ12年間を一人で暮らすことになります。10年以上もの歳月を一人で暮らしてしまうと、自分のリズムや習慣があり、誰かと暮らすことに不自由感を感じてしまう人も多いです。そのため、結婚生活を始めることが無理だと感じてしまう女性は多いといいます。
女性の中には、お洒落をするのが面倒で、ついつい家の中で過ごしてしまう人も多いのではないでしょうか?確かにメイクをしたり身なりに気を使うのは億劫かもしれませんが、このような女性の場合、出会いがなく、恋人ができても男性と付き合うのが面倒になりがちです。だらしがなく部屋が汚い女性などは、恋人ができても男性に見捨てられるケースも多いです。
女性の中には、恋人ができると恋人のことばかりに執着してしまう人もいるでしょう。すると、仕事に手がつかなくなったり、私生活が乱れがちに。他にも、男性に尽くしすぎてしまうがために、男性に都合のいい女だと思われてしまい、いい結婚相手に巡り会えないケースもあるといいます。
独身男性と独身女性の特徴を見てきましたが、彼らが結婚しない理由とはなんなのでしょうか。
既婚者の愚痴を聞いていると、「お小遣いが少ない」「長期休みは家族サービスをしなくてはいけない」という内容が多いです。これらの文句を聞いていると、「自由な独身生活のままでもいいかな」と思う人が多いようです。確かに、一人の子供を大学卒業まで育てるには1000万円かかるという話もよく聞きます。今が自由なだけ、結婚生活が不自由に感じられるのでしょう。
自分の生活スタイルを崩したくない男女は多いです。一人暮らしが長ければ長いほど、そう思うのでしょう。また、男性も女性も、潔癖症の方ほど他人と一緒に過ごせない人が多いといいます。「他人を自分の部屋に入れると汚れるからイヤ」と感じてしまう人は、他人と暮らすことが無理かもしれませんね。
親戚付き合いを面倒だと思う人は多いと思います。結婚は家同士の結びつきという人もいますが、結婚することで親戚は倍に増えることになるでしょう。自分とは血の繋がりのない親戚が増えることを、あまり好意的に思っていない人は多いのでしょう。
特に男性はに多いですが、他人を養うだけの収入がないと結婚を諦めてしまうケースがあります。女性についても、「子供を育てるのは無理」と思うタイプの方は、一生独身の生活を求めることがあります。自分だけならどうなっても構わない人は多いですが、他人の人生の責任も取らなければならないとなると、簡単ではありません。慎重で真面目な性格の人にも、この理由を挙げる人が多いです。
結婚していれば幸せかというと、必ずしやそうではありません。特に既婚者から妻や夫、舅姑の愚痴などを聞くと、「結婚は大変だな」と感じてしまい、結婚したくなくなる人もいるでしょう。恋人の性格はよくても、恋人の両親がどうかはわかりません。中には、恋人と内縁のまま過ごしたい人もいるでしょう。
海外旅行が好きで、毎年必ず海外へ行くという方もいるでしょう。その場合、家族ができると自由に行動できなかったり、行き先を自分で決められないなど、いろいろと制約が出てきてしまいます。女性が妊娠すれば、数年は海外への渡航は難しいですし、子供ができれば入れないお店などもあるでしょう。これらの制約に耐えられない人は、結婚しない選択をします。
仕事に一生賢明な男女は、恋人が欲しくても忙しすぎて相手が見つからないケースも多々あります。出張が多かったり、転勤が多かったりすれば、普通に恋愛することも大変でしょう。たとえ恋人がいても、忙しくてデートができなかったりすると、そのうち自然消滅したり、別れてしまうケースも珍しくありません。
結婚しないと心に決めているタイプの人は、過去の恋愛経験から異性に不信感を持っているタイプの人も多いです。ひどい振られ方をしたり、好きな人に裏切られたりすると、簡単に異性を信じられないのも無理はないでしょう。
まずは信頼できる異性に出会い、異性に抱いている不信感を払拭する必要があります。
周囲の人間が離婚した、夫婦喧嘩が多い、親が不倫をしているなど、幸せな結婚生活を送っていないと、「自分もそうなるのでは?」と結婚に幸せを求められなくなります。結婚=幸せと思っている人は多いですが、それが実証されていないため、結婚しても必ずしも幸せになれない、それどころか、不幸になるかもしれないと、結婚自体を避けたい気持ちになります。
独身男女の特徴や、単身者が結婚しない理由はよく理解できたと思います。しかし中には、結婚しない原因として「未婚のリスクを知らない、実感していない」というケースがあります。この場合、将来的に結婚していないことを後悔する可能性もあるので注意が必要です。
貯金があるから、独身でも大丈夫という人は多いですが、一人暮らしで独身生活を続けるのはコストがかかるものです。充分貯金をしていたり、保険に入っていても、思いがけない出費などをすることも多く、資金が足りなくなることもあるのです。
実際、充分な貯金があると思っても、老後に貯金がなくなって追い詰められる人もいます。結婚していれば、頼る親戚がいたり、子供がいたりしますが、独身では親戚も少なく子供もいません。また、病気などになったときには、助け合う相手がいることでの安心感は大きいものです。無償の愛情を費やしてくれる人がいることは、老後には心強く感じるでしょう。お金では解決できない問題なのです。
独身生活だと、帰宅後に一人の部屋に戻ってしまうと、誰とも話さない人が多いのではないでしょうか。実は、1日中誰とも話さない生活を送ると、認知症になりやすいと言われており、特にリタイア後はリスクが高まるのだそうです。
独身は気楽でいいかもしれませんが、生活の中に他人の言動が入ってこないとは、刺激のない生活ということもできます。ケンカをしたり、二人で困難を乗り越えたりすることは、認知症予防にもなるのです。
独身で年齢を重ねてきた人の中には、「結婚しておけば良かった」と後悔する人も多いそうです。その後悔が積み重なると、「自分は人生を間違えたかもしれない…」と自分を責めがちになり、うつ病などを発症するリスクもあるそうです。
加えて、一人暮らしの生活をしていたり、退職したなどで人との繋がりがないと、孤独感はより一層高まります。今現在、20代30代という人は孤独感のない人が多いかもしれませんが、40代男性になると人生に後悔を抱える人は約半数にのぼり、「これからどうなるんだろう…」という人生に対する不安感も増すそうです。
一人暮らしをしている独身者の場合、なんでも自分の思い通りに暮らせます。食べ物からインテリア、週末の過ごし方まで、人に指図されることは少ないでしょう。そのため、自分よがりな偏った考え方を持ちやすくなるといいます。
自分の考えを「これが常識だ」と思い込んだり、それを元に他人を否定してしまうケースや、人間関係トラブルに発展することも。次第に「偏屈な人だ」と周囲に嫌われ、孤立してしまうケースも多いといいます。
家族がいる人の場合、夫や妻、子供などの養う人がいるため、リストラ対象者に選ばれにくいそうです。リストラの人事担当者は、できるだけリストラのダメージが少ない職員からリストラしていこうと考えます。そのため、扶養している家族がいない独身者から、リストラ対象者は選ばれやすいそうです。
日本人の場合は謙遜する傾向があり、結婚していることを幸せだと自慢しないケースが多いです。ついつい夫や妻の文句を言ったりすることが多いですが、実際は結婚していてよかったと感じている夫婦も多いのが現状。みんな自分の幸せを自慢しにくく、声に出さないだけなのです。
結婚生活では、夫婦喧嘩をすることもありますが、悩みを素直に相談できるメリットもあるでしょう。他にも、風邪をひけば看病もしてもらえますし、家族とともに楽しくレジャーを行うこともできます。自分の知らない世界を知ったり、子供がいれば、子供を育てられた達成感を感じることもできます。
結婚のデメリットを理由に結婚しない選択をするなら、結婚のメリットを理由に結婚する選択をしてもいいはず。結婚の良い面も悪い面も理解して、将来後悔しないかどうかも含めて選択することが大切です。
よく考えた上で独身を選ぶことは、人の自由なので問題があるわけではありません。しかし、独身のリスクを知らずに独身の道を選ぶのは、最終的に後悔にも繋がることもあり得ます。これまで結婚に気が進まなかった人は、結婚の良さを知ってみて、一度結婚する人生を考えることも必要ではないでしょうか。