みなさんバージンロードの色にいくつか種類があるのをご存知ですか?
その色は、主に赤・緑・そして白。
本来のカトリック宗派のバージンロードでは、赤・緑、
そしてプロテスタント宗派のバージンロードでは、白が正式とされています。
それぞれ、赤いバージンロードは
「聖霊の祝福」「命を共に歩んでいく深い愛情」
緑のバージンロードは、
「希望」
という意味が込められています。
一方で、白いバージンロードは
「輝きと命」「勝利と喜び」「純潔」「永遠の命への希望」
という意味があります。
また、少数ですが青色のバージンロードもあるんですよ。
「果てしなく続く空や海のように永遠に続く愛」
という意味が込められています。
バージンロードの色が異なるだけで、
そのチャペルの雰囲気やドレスの見え方も全く変わってきます。
お好きな色を選ぶのも楽しいですね。
バージンロードの道は、花嫁の人生を表しているそうです。
チャペルの扉が開かれるとき、
とても感動的ですよね。
こちらのシーンは、花嫁の誕生を意味するのだそう。
花嫁がチャペルに歩み出てまず初めにする儀式・・・
それは母親によるベールダウンです。
これから始まる新たな人生の幸せを願って
母親が花嫁のベールをそっと降ろします。
今まで大切に育ててきた花嫁の最後のお支度を母親がするシーンは、
挙式の中でも特に深い愛情が感じられる感動的な演出。
そして花嫁もベールを降してもらうことによって、母親のお腹の中に戻り新たなスタートを切ることができるのです。
続いて、父親と歩くバージンロードの道。
今まで大切に育ててくれた父親と、過去を振り返りながらゆっくりと歩んでいく・・・
その一歩一歩が約1年間ごとの歩みを意味します。
そしてその周りには、今まで支え続けてくれた友人や家族がいて、
そういった人たちに、改めて感謝の気持ちを感じることが出来るのです。
そして・・・
花嫁は新郎と出会います。
父親と母親に支えられながら歩んできた人生を、
父親の手で新郎との新たな人生に引き継がれるのです。
バージンロードにはこんな素敵な物語があります。
結婚式の代名詞ともいわれるバージンロード。
改めてその意味を考えてはみませんか?