結婚式関連で、一番最初にゲストの元へ届く招待状。
これは結婚式を開催するに当たって、大変重要なステップでもあります。
そんな招待状ですから、ゲストに気持ち良く分かりやすい招待状を作っていきたいものですよね。
今回は会費制結婚式における招待状の書き方を、テンプレートと共にご紹介していきます。
目次
会費制結婚式でもご祝儀制結婚式でも、招待状では必ず伝えておきたい事がいくつかあります。
まずはそんな、招待状で必ず伝えたい項目を5つ見てみましょう。
まず何より欠かせないのが、結婚式の開催日時です。
○年○月○日○曜日 ○時~と、この記載がなければゲストは結婚式に参加する事ができません。
日時と同様に大事なのが、結婚式を開催する場所です。
式場の名前と住所を記載して、ゲストが会場に来やすい様にしましょう。
会費制結婚式においては、会費を明記するのが基本です。
またご祝儀を頂かない場合には、その旨も忘れずに記載していきましょう。
会費制結婚式では、ドレスコードを決める場合もあります。
何かしらドレスコードを設定する場合には、招待状でゲストに伝えておきましょう。
ご祝儀制結婚式と同様、ゲストの出欠確認は必須です。
それに伴い、出欠確認を送付してもらう期日もしっかりと記載しておきましょう。
5つの必須記載事項を踏まえて、招待状の文例を見てみましょう。
拝啓 (時候の挨拶)
皆さま いかがお過ごしでしょうか
このたび 私たちは結婚する運びとなりました
つきましては 皆様へご報告をかねた披露パーティーを開催いたします
大切な皆さまに囲まれて 新しい門出を迎えられれば幸いでございます
ご多用中に恐縮ではございますが ぜひご出席いただけます様ご案内させて頂きます
なお当日は心ばかりのパーティーとさせて頂きますので 誠に勝手ながら会費制とさせて頂きます
平服でお越し頂き ご祝儀などのお心遣いはなさいません様 宜しくお願い申し上げます 敬具
○○年○月吉日
○○(新郎)
○○(新婦)
記
日時 ○年○月○日(○曜日)
挙式 ○時~
披露宴 ○時~
場所 ○○
(開催場所の名称・住所・電話番号)
会費 ○○○円
尚お手数ですが ご都合の程を○月○日までにご一報頂けます様 お願い申し上げます
書き出し部分には、「時候の挨拶」を入れていきましょう。
これは、招待状が届く月に合った言葉を当てはめていくと良いですよ。
それぞれの月に合った挨拶はいくつもありますので、新郎新婦が好きなものを使っていきましょう。
ここではそれぞれの月の挨拶を2つずつ、ご紹介していきます。
1月
新春の候/迎春の候
2月
立春の候/晩冬の候
3月
早春の候/向春の候
4月
陽春の候/桜花爛漫の候
5月
新緑の候/若葉の候
6月
初夏の候/青葉の候
7月
盛夏の候/猛暑の候
8月
残暑の候/立秋の候
9月
初秋の候/清涼の候
10月
秋晴の候/紅葉の候
11月
初霜の候/霜降の候
12月
初冬の候/師走の候
招待状を書く時には、いくつかのマナーがあります。
ゲストが最初に目にする招待状ですから、失礼のない様にマナーも熟知しておきましょう。
「、」や「。」といった句読点は、結婚式関連の文章には使用しないのがマナーです。
本来句読点は、文章をより読みやすくするためだけのものなんです。
また「区切る」「終わり」といった意味もあるので、結婚式にはふさわしくないものとなっているのです。
悪いイメージのある言葉を意味する「忌み言葉」は、結婚式というおめでたい席にはふさわしくありません。
・離れる
・終わる
・割れる
・忙しい
意外と浸かってしまうのが、「忙しい」という表現ですね。
これは「心を亡くす」という感じの特性上、やはり結婚式にはふさわしくない言葉なのです。
そのため「ご多忙中」と招待状に書くよりも、「ご多用中」の記載の方が良いんですね。
また重ね言葉は、結婚式が再び開催されるという良くない意味となってしまうので避けていきましょう。
・またまた
・たびたび
・繰り返し
つい使ってしまいそうなこれらの言葉にも、十分に注意していきたいですね。
招待状では、本文の他に付箋で様々な事柄を伝えることができます。
特に個人的に伝えたいことは、付箋を使用するのが一般的です。
例えば受付をお願いする旨の記載などは、付箋を使用していきましょう。
様々なルールがある、結婚式の招待状。
これらを守って明確に正しい書き方でをする事で、誰にとっても読みやすく気持ちの良い招待状を作る事ができます。
一生に一度となる晴れ舞台への招待状ですから、ぜひこれらを踏まえて素敵なものを作っていきましょう!