新婚時はロマンチックなムードが漂う2人も、時間の経過とともに熱が冷めてしまうというケースが少なくありません。しかし、夫婦はとても特別な関係。結婚記念日を機に2人の仲を再び熱いものにしてみてはいかがでしょうか?ここでは、結婚記念日の過ごし方のヒントとなるような情報をご紹介していきます。
ここではまず、結婚記念日の数え方について紹介していきます。一般的には、婚姻届を出した日を結婚記念日とするケースが多く、その日付から1年後を、結婚記念日1周年とします。
結婚記念日をいつとするかについては、プロポーズをした日、交際を始めた日など、ユニークな解釈のカップルもいるようです。他にも、結婚式を挙げた日を結婚記念日とする夫婦も多いです。
いつを結婚記念日にするかは、夫婦で話し合って、「この日が結婚記念日ね」と確認しておくといいかもしれませんね。
結婚記念日のことを、 金婚式・銀婚式など他のものに例えて祝う風習があります。ここでは、その数え方を、60年目までご紹介していこうと思います。
結婚記念日の名前に当てはまるものは、だんだん硬いものに例えられていきます。1年目は、紙婚式で、50年目の金婚式などと比べると、硬さの違いは一目瞭然ですね。夫婦の絆も、年を追うごとに強固なものになっていきます。
ちょっとプレゼントにするにはどうなの?と思うような素材もありますが、それはそれとして、「私たち夫婦はまだまだ未熟だね、これからも頑張らなきゃね」と鼓舞したり、「振り返ればいろんなことがあったね」と話し合うような、そんな話のきっかけにしてみるといいと思います。
白い紙に将来を思い描く
手紙や手帳、アルバムなど、紙にまつわるもの
質素倹約、贅沢をしない生活
ハンカチ、タオルなど、綿を使用したアイテム。
マンネリを感じやすくなる時期だが、革のように粘り強い生活を続けられるように
財布やベルト、バックなどの革製品
花束や花をモチーフにしたもの
夫婦が安定して立つ1本の木となるように
観葉植物、木製の食器、アクセサリーなど
鉄のように、丈夫に人生を送れるように
鉄製品、鉄製鍋などのキッチン用品
夫婦や家族の絆、経済などが安定してくる時期
銅を使ったタンブラーや食器
ゴムのような弾力があって丈夫な夫婦の絆が築けるように
長靴などのゴム製の製品
割れやすい陶器を大事に扱うように、夫婦の間も日々が入ること無く無事だったことを祝う
陶器の食器、マグカップやお皿など
美しくしなやかさのある錫のような魅力を兼ね備えて
錫が使われている缶、ヤカンやタンブラー等の錫製品
鋼(はがね)のように固い絆を築けるように
ゴルフクラブや鍋セットなど、金属の製品
きめ細かいシルクのような2人の愛情を示す
ネクタイやパジャマ、ハンカチやスカーフなどのシルクの製品
細かく編まれるレースのように2人が織りなした人生を表す
レース出できたテーブルクロス、カーテンなどのレース製品
年齢を重ねていくと輝く象牙のように
象牙を使用したアクセサリーやインテリア小物など
曇りのない水晶のように、信頼関係を結ぶ
水晶のパワーストーンやアクセサリー、置物など
年月を重ねることで価値の増す磁気のように
磁器製品である食器や置物など
「いぶし銀」というように、深みのある人生を例えて
銀食器や銀のアクセサリー
富、健康などを表す真珠で、今後も一家が繁栄するように願う
真珠のアクセサリー、小物等
少しずつ成長する珊瑚のように、年月を重ねる夫婦になるように
珊瑚のアクセサリー、インテリアなど
深紅のルビーの色のように、信頼と誠意で結ばれた絆の深い夫婦を表す
ルビーを使ったジュエリー、時計などのアクセサリー
お互いへの信頼があるからこそ2人で歩んでこられたことに対するお祝い
サファイヤを使ったジュエリー、時計などのアクセサリー
節目の年、年月を重ねて得た金のような2人の人生を祝う
金箔を使った食事、金のアクセサリー、金の食器など
尊い夫婦の生活を、落ち着きのある輝きのエメラルドに例えて祝う
エメラルドを使ったジュエリー、アクセサリー
ダイヤモンドのように強固な絆、輝かしい人生、最高のお祝いの日
ダイヤモンドのアクセサリー、時計、ブローチやネクタイピンなど
さて、ここまで◯◯婚式について触れてきました。1〜15年目、その後5年周期で◯◯婚式が設定されており、その記念日にまつわるプレゼントを送ると、縁起がいいとされています。
ただ、結婚記念日自身は毎年やってくるもの。また、晩年は宝石にまつわる記念日が多いので、「こんなに宝石ばかり贈りあっても…」と躊躇してしまう人も多いと思います。ここでは、一般的な夫婦がどんな結婚記念日の過ごし方をしているかを紹介していきます。
まずは、結婚記念日の定番の過ごし方を見ていきましょう。
一番多いのが一緒に記念日の食事をすることでした。いつもは行かない高級レストランや、ホテルなどで贅沢な時間を過ごす夫婦は多いようです。また、小さな子供がいる家庭では、家庭で特別な食事をする夫婦も。記念日だけはワインなどを用意して、格別な2人だけの時間を過ごしている夫婦もいます。
他にも、花束などを必ず贈るようにしているという方や、◯◯婚式とは関連のないプレゼントを贈るケースも多いです。
ここでは、実際の夫婦の結婚記念日エピソードを紹介していきます。上記の過ごし方以外にも、こんな過ごし方をしている夫婦がいるようです。
結婚して年月が経つと、改めて感謝の言葉を述べるなんて、気恥ずかしい気もしますね。しかし、あえて改まった雰囲気で、きちんと相手に感謝の言葉を言う夫婦もいるようです。
「結婚してくれてありがとう」「今年もよろしくね」など、普段はなかなか言えないような言葉を選び、記念日を祝っているといいます。子供が小さいとイベントをしたり、結婚記念日のためにお金をかけるのもなかなか難しい家庭が多いかもしれませんが、言葉なら負担もなく、幸せなムードに浸れます。
結婚記念日には、毎年プロポーズをするロマンチックな夫婦もいるそうです。実際、プロポーズをした時に言ったセリフを毎年言って、新鮮な気持ちで2人の大切な1日を過ごすのだとか。高級な食事をするよりも、心がこもっていてうれしいですね。
他にも、プロポーズを行なったレストランで、毎年食事をするという夫婦も。2人の始まりの場所に毎年訪れて、初心を取り戻し、夫婦の絆を確かめているそうです。
結婚記念日になったら、お互いに感謝の気持ちをメッセージカードに書くようにしている夫婦も。記念日の1日の終わりにお互いメッセージを書くようにしているので、「今日の食事は美味しかったね」「ネックレスありがとう」など、その年にどんな過ごし方をしたのかも振り返ることができ、時々読み返して懐かしさに浸っているのだとか。短いメッセージでも、手書きだと温かみも感じられていいですね。
中には、毎日料理を作ってくれる奥さんの代わりに、食事を作ってくれたという旦那様も。毎年ではなく、ある年の記念日のプレゼントに食事を作ってくれたそうですが、なれない手つきでも料理をしてくれて、奥様は本当に感動したそうです。料理ができないのに苦労して作る姿を見ているだけでも、愛情が感じられますね。
ロマンチックな旦那様の中には、毎年薔薇の花束をプレゼントする方も。毎年1本ずつ増えていき、大きな花束へと変わる姿は、お互いの夫婦の苦労や喜びの数が繁栄されているようでそれだけでもロマンチックです。
夫婦の場合、だいたい夫から妻に対してプレゼントをすることが多いです。毎年プレゼントしていると、それすらもマンネリになりそうですが、中にはサプライズを仕掛ける旦那様も多いよう。
突然目の前にプレゼントを出されて驚き、つい涙が出てしまったという奥様はたくさんいます。
結婚記念日は節目のお祝いです。「結婚記念日をうっかり忘れていた」という話もよく聞きますが、世間の夫婦の9割は、結婚記念日を大切にしているという調査結果もあります。
夫婦によっては、結婚記念日を祝うなんて恥ずかしい、「今更…」という気持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、やはり特別な相手との特別な記念日なので、大切に扱ったほうがいいかもしれませんね。
5年単位などの節目の年には、もう一度結婚式を上げる夫婦もいるようで、意外と周囲が知らないところで、ロマンチックな時間を過ごしている夫婦は多いもの。普通の一日として過ごすよりも、やはり、感謝の言葉の一つくらいは言ったほうが、お互い幸せになれるでしょう。
もし、今まで結婚記念日をお祝いしてこなかったという夫婦なら、5年、10年などの節目の年に結婚記念日のお祝いの習慣を復活させてみてはいかがでしょうか。
夫婦の場合、子供が生まれて忙しい若い頃ほど、結婚記念日が適当になりがち…。経済的な面から、特別なことをするのが面倒になってしまう人もいます。
でも、言葉一つでも立派な結婚記念日の贈り物です。まずは感謝の言葉を述べたり、小さな花束を贈るだけでも、夫婦の絆はより強いものになるでしょう。
結婚記念日は夫婦2人だけの大切なものです。歳を重ねるとマンネリ化してしまって、特別なお祝いをしない夫婦もいるかもしれませんが、5年単位の節目などをきっかけに、改めてお互いに感謝の気持ちを伝えてもいいかもしれませんね。これまでの夫婦の歩みを振り返りながら、ぜひ、今しか味わえない結婚記念日の幸せを感じていただきたいと思います。