結婚式に着ていく勝負服は、持っていますか?
ビジネススーツより少し特別感のあるスーツを持っている男性は多いようです。
しかし、勝負服を決めてしまうと、どうしてもスタイルがマンネリしてきてしまいます。
やりすぎ、張り切りすぎはちょっと恥ずかしいけど、いつもと違う格好をしたい・・・。
そんなときはネクタイを変えて、イメージチェンジをしてみてはいかがですか?
一般的によく目にするネクタイの事をいいます。
レギュラータイは大剣の幅などで大きく印象が変わります。
※大剣とは?・・・ネクタイの先端の尖った部分で、幅の広い方の事。
一般的なレギュラータイは大剣が8cm程度ですが、ワイドタイは10cm以上のものの事を指します。
面積が大きい分、ネクタイの存在感を出すことができます。
ナロータイの大剣は6cmまでのものを指します。
スタイリッシュでシャープな印象を作るのに欠かせません。
カットタイとも呼ばれていて、大剣が尖っていないタイプのネクタイのことです。
カジュアルすぎず、おしゃれな雰囲気がだしやすいです。
最近はフォーマルではない、ショップでもよく見かけます。
蝶ネクタイを作るためのネクタイというと、わかりやすいでしょうか。
写真でわかるように、ヘチマのような不思議な形をしていますね。
近年は作りタイが多く、もともと蝶の形になったものを見かけることの方が多いのですが、ボウタイにも色んな種類があります。
一番フォーマルな結び方。多くの方がイメージする蝶ネクタイの形です。
蝶の羽が大きめなのが特徴で7~8㎝程度のタイ幅。
蝶の羽の両サイドが尖っているタイプ。左右は非対称でハンドメイドの雰囲気をかもしだします。
カッチリしすぎず、こなれた感じをだすのにもってこいです。
一番一般的な生地で、上品な光沢が特徴。
日本の結婚式には、お祝いの席に相応しい高級感を出す必要がありますので、シルクのネクタイが一番間違えないでしょう。
ネクタイ売り場で生地に迷ったら、10,000円以上のものを目安に買うと間違えないですよ。
麻(あさ)でできたネクタイです。
暑い季節には季節感が出てよいのですが、少々カジュアルなイメージが強いため注意が必要です。
リネンのネクタイを夏場に使用する際は、ジャケットも夏仕様にする必要があります。
洋服と同様、温かいイメージの生地ですから、秋冬とシーズンを選んで使用します。
親しみやすく、落ち着いた雰囲気が出しやすい素材です。渋みのある色を選ぶと素敵!
温かいイメージのニットですが、編んでできているものを総じて『ニット』と呼びます。
ですから、素材を変えれば季節問わす使うことができます。
暑い季節にはコットン、寒い季節にはウールなどがおすすめです。
普段着に合わせることも多く、最近はたくさんの種類から選ぶことができます。
化学繊維のネクタイの代表格というと『ポリエステル』となるでしょう。
このポリエステルを使ったネクタイは安価で、手に入れやすいのですが、結婚式にむいているとはいえません。
他、レーヨンやアセテートなどはポリエステルに比べると、シルクに似た質感で結婚式には使いやすいでしょう。
無地のネクタイ。ベーシックで合わせやすい。
日本ではストライプなどの方がメジャーですが、欧米ではソリッドタイこそ王道という感覚が強いよう。
柄の入ったシャツとも相性が良いですよ。
ご存じ縞柄のこと。『レジメンタル』という呼び方をすることもあります。
このレジメンタルとは英国での軍隊のチームを表すストライプ柄のこと。
英国は左から右に上がっていく柄で、逆は米国式となります。
右肩あがり・・・なんていう言葉がある日本では、英国式のストライプの方がお祝いに向いていそうです。
あまりたくさん色が入ったものは、合わせるのが難しいので、2~3色程度をあしらったものがオススメ。
水玉模様のことです。
一昔前は女性の柄でしたが、最近はおしゃれな男性が身に着けているのをよく見かけます。
抵抗のある方は、ピンドット(小粒の水玉)でしたら、遠くから見るとドット模様に見えず、さりげなく使えますよ。
水玉が大きくなるほど、個性的な印象になります。
チェックは英国では家を表すものです。日本でいうと『家紋』と同じ役割なんです。
一言にチェックといっても、ギンガムチェック・タータンチェック・マドラスチェック・グレンチェック・アーガイルなどなど多種に渡り、自分に似合うチェックを選ぶだけでも一苦労かもしれませんね。
チェックは流行に左右されやすく、毎シーズン変わる傾向にありますので、ウィンドーショッピングをしながら、流行のリサーチをしてみると今年の旬をみつけられそうですね。
きちっとしたブリティッシュスタイルを作るのに欠かせない模様です。
植物の種や葉、果物に例えられた柄といわれています。
一昔前は中高年の方や女性が使うイメージが強く、男性はまだ抵抗のある方もいるかもしれませんね。
まずは明るく模様が小さめのものから挑戦してみませんか?いつもと違う雰囲気作りにはピッタリですよ。
また、ペイズリーの独特な曲線は人を安心させる効果があるという一説もあるといわれています。
小さな柄が規則的に並んでいる模様のことを小紋柄と呼び、トラッドな雰囲気になります。
日本では着物も小紋柄と呼ばれる柄があり、江戸小紋などが有名です。
小さな柄を選べばクラッシックな雰囲気にもなりますし、主張も大きすぎないので結婚式には使いやすいですね。
結婚式といえば『白ネクタイ』ですよね。
白をしていけば、マナー違反といわれることはないでしょう。
せっかくの王道カラーですから、素材もこだわりたいところ。
昼の結婚式なら棉、夜の結婚式ならシルクをしていけばバッチリです。
白系ということで、シルバーも結婚式では使いやすい色です。
まっさらだと面白くなければ、さりげない刺繍をゴールドなどで入れるとポイントができそうです。
さりげなく柄の入ったものも多く、色の選び方が難しいと言われる、チェックは挑戦しやすい色としてオススメします!
白やシルバーじゃないと結婚式にはしていけないのか?
今の結婚式はそうではありません。
では何色のネクタイが結婚式にはよいのでしょうか?
使いやすい色はパステルカラーではないでしょうか。ペールピンクや水色などは明るく合わせやすい色です。
ビビットな赤や黄色なども合わせ方によっては、結婚式でもできますが、強い色は主役を立てるという配慮を感じられない可能性もあり、年配者や親族の方にはあまり印象が良くないこともあります。
ましては、新郎のお色直し後の色と同じになってしまっては、居心地が悪いですよね。
パステル以外の色でしたら、ワインレッドやダルグリーンなど少し渋い色味にすると使いやすいでしょう。
そのほか、黒のネクタイは柄が入っていても避けたいもの。
ツートン(2色)は『2つに分かれる』柄なので別れを連想しますので、結婚式にはむきません。
アニマル柄(ヒョウなど)は殺生をイメージするので結婚式にはふさわしくないといわれています。
スタンダードでもっとも簡単な結び方です。
毎日のお仕事に使っている方も多いのでは?
結び目がふっくらとする、フォーマルな結び方です。
結婚式とはとても相性のよい結び方といえそう。
結び目が小さく仕上がり、スタイリッシュなイメージにすることができます。
プレーンノットの結び目部分をもう一周する結び方。
結び目に厚みを出すことができます。
ネクタイを止めておくピンのこと。
現代では止めるためではなく、装飾として使うことのほうが多いようですね。
さりげなく使うことができるので、ネクタイ装飾初心者の方も挑戦しやすそうですね。
ネクタイの結び目につける、リング状のアクセサリーのこと。
かなり目を引くのでドレスアップ感を出すには、最適!
ネクタイと胸ポケットを結んだり、ネクタイの結び目を華やかにしたり、アレンジが色々できて面白いアクセサリーです。
ただし、あまり長いチェーンを選ぶと見慣れない年配者などは驚いてしまいますので、あくまでも控えめに。
若さを活かせるネクタイを選びましょう!
白やシルバーといった定番ではなく、トレンドを意識したパステルトーンがオススメ。
トレンド感もほどよく取り入れて、ナロータイをチョイスしてみましょう。
仕上げは自分の好きなモチーフのタイアクセを使って完成です♪
ポップな蝶ネクタイを使うのも、20代が一番可愛く仕上がりますよ。
結婚式のお呼ばれにも慣れてくるころですが、守りの衣装ではもったいない!
30代にもなると、露骨すぎる流行スタイルはあまりカッコいいとはいえませんので、さりげなく大人の演出として、季節感のあるニットタイを取り入れてみてはいかがでしょう。
また、あえてチェック柄など、どちらかというとかわいい雰囲気の柄をチョイスして甘くなりすぎないブリティッシュスタイルも大人の色気があってこそできるコーディネートです。
親族として参列する場合は、ホスト的な意味合いもありますので、きちんと感も必要です。
例えば、小さな小紋柄の入った明るい水色のネクタイなどはどうでしょうか。
青は誠実な印象が高い色であり、ホストとしてはもってこいです。
友人や同僚といった、同様の立場での参列の場合は、披露宴に華を添えるつもりでドレスアップしましょう。
明るい色のレジメンタルも華やかでいいですし、ソリッドなネクタイに明るいシャツを合わせるのも素敵ですね。
適度にタイアクセを使うのもオススメ。
先輩・上司の立場ということは、両家の両親からお礼の挨拶をされたりする立場ということですから、フォーマルルールにのっとって『できる感』をだしたいですね。
そこで結婚式くらいでないと、着る機会のないウィングカラーシャツ(立ち襟シャツ)を選んでみてはいかがでしょうか。
ウィングカラーシャツは襟が小さめのものを選び、シルクのレジメンタル柄のネクタイをチョイス!色は白~シルバーのグラデーションだと、きちんと感が増します。さらにウィンザーノットで結び結び目をしっかり主張すればカンペキです!
細身のジャケット、細身のパンツ、細めのネクタイ・・・。
今の流行はガッチリ&ポッチャリ体型の方には、なかなか着こなすのが難しく、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
流行はあくまでも流行なので、無理にそれに乗っかる必要はありません。
ガッチリ&ポッチャリ体型の方が無理にワンサイズ細いジャケット・パンツを履いていても、それは流行には見えないからです。
ネクタイは顔回りの印象を決める、大切なアイテムです。
コンプレックスを逆にチャームポイントに変えられるような、コーディネートを目指します!
男性らしさを出して水色のネクタイをチョイス。
ただの水色ではつまらないですよね?
そこでここは、フローラルプリント(花柄)のネクタイにします。
男性らしい色ですが、女性モチーフを使うことで親しみやすさがでます。
ちなみにこれをガッチリさん以外の方がつけると、ナヨっとした感じになってしまうことも。
結びはあえてダブルノットにして、結び目をしっかり強調します。
結び目が小さいと顔が大きくみえてしまいますので、気を付けてください。
ちなみにシャツの襟は開きの大きい、ホリゾンタルカラーのものだと、しっかりした結び目をビシッと魅せてくれてオススメです。
柔らかい癒し系を目指します。
ピンクメインのチェック柄に挑戦してみましょう。
チェックといってもあまり濃い色味ではなく、さりげないチェックを選ぶとよさそうです。
チェックのきちんと感を活かせる様に、ウィンザーノットで結んでくださいね。
実はポッチャリさんは蝶ネクタイもよく似合う事を、ご存知ですか?
レギュラータイと比べて、面積が狭いのでビビットな色を選んでも主張が強くなりすぎません。
お好みの色を選んでみても、楽しみが広がりますね。
さらに、ジャケットの襟や前見頃にパイピングテープなどがあしらわれたものだと、さらに魅力をアップさせられます。
男性らしい厚みをだせず、着こなせない服も多いとお悩みの方・・・。
朗報です!痩せているからこそ似合う服が今、流行っています!
今、フォーマルはすべて細身のデザインでできています。
瘦せ型ではない方も、ワンサイズ下げて買うくらいなんです。
ご自身の体型を活かして、旬のスタイリングを楽しみましょう。
まず、外せないのがナロータイです。細身の方にはとてもよく似合います。
結び目は主張のないスモールノットで、ディンプル(結び目の下にできるエクボ)を作りましょう。
ディンプルは少しなじませるのが、こなれた雰囲気をだすポイントです。
色はライトグリーンでさわやかにしてもいいですし、黄色やゴールドで少し知的な雰囲気も素敵です。
シャツの襟もナローカラーにして、顔回りはスッキリコーディネートするのも素敵ですし、シャープになりすぎてしまうようでしたら、ラウンドカラー(丸みのある襟)にして柔らかい雰囲気をだすのも、違った良さがありますね。
身長が低く、すらっとした着こなしが苦手な方は、インテリ風にまとめてみてはいかがでしょうか。
色は黄色や青などの真面目な雰囲気が出しやすいものにして、柄選びにポイントを置きましょう。
柄は、地模様でアーガイルや市松模様など規則的なものにするとインテリ感がだしやすいですよ。
おそろいの生地でポケットチーフがあると、よりおしゃれな雰囲気がでます。
結び目はウィンザーノットなど定番できちんと感のでるものにして、ディンプルをくっきり作ります。
さらに、同系色のベストをあわせて、シャツはナローカラーがコンパクトにまとめるのにはオススメ。
仕上げに、フレームがかなりしっかりしたメガネなどをもってくれば出来上がりです!
すべてのポイントが上にくるようにもってくれば、身長も気になりにくくなりますよ。
いかがでしたか?
たかがネクタイですが、お呼ばれのスタイルを大きく変えてくれるアイテムということがわかりますね。
男性のファッションは細かいこだわりを持ってこそです。
自分に似合うネクタイを見つけて、パーティーを楽しんでくださいね。