間もなく三十路を迎える独身男のライター福田です。(あ。この写真の左です)
これまでに70件以上の結婚式に出席してきました。数が数なだけに、本当に色んなことがありました。心暖まるアットホームな式から、厳格な両家による格式高い式。涙が止まらなくなるほどの感動を味わったこともあれば、時には1秒でも早く帰りたいと思うほどシラケた気持ちになったことも・・・。
そんな過去の様々な経験をもとに、友人としての結婚式の盛り上げ方や、滑らない乾杯の挨拶、大崩れしない余興の手順に至るまで、結婚式に関する様々なテーマについて考察していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!
結婚式といえば余興が付き物ですよね。やらなければいけないというわけではありませんが、余興のない結婚式の方が少ないのではないでしょうか。
60件もやっていれば色々あるものです。「昔からお世話になっているあいつのために頑張って良かった!」と思える瞬間をたくさん経験してきました。・・・が、正直言うとその逆も多々ありました。「この人の余興は受けるべきだったのかな・・・」とか「いくら親友でも、もうちょっと頼み方があるんじゃない?」という振り方をしてくる方々って結構いるものですよね。
今日は私自身の並々ならる経験をもとに、「こんな振り方をしてはいけない!」という余興の振り方をお伝えしていきます。
まずはとにかく多いこれです。ええ、1、2週間くらい前になって突然「余興やってくれない?」とか言ってくるアレです。似たような振り方をされた経験がある方も多いでしょう。
私の友人で披露宴3日前になって連絡してきたしょうもない奴がおりましたが、それは問題外としても、2、3週間前でもかなり厳しい依頼だと言えます。
というのも、大抵の方は週休2日か、中にはそれより休みが少ない方もいるわけで、1週間前になって依頼するというのは実質『1日で仕上げるか、ぶっつけ本番でやってくれ』と言っているようなものなのです。
学生ならまだしも、社会人にとっては休日は貴重です。ゆっくりとゆとりを持って準備してもらえるように、遅くとも1ヶ月半以上前には話を振るよう心掛けましょう。
これは無意識にやりがちですね。生涯一度の結婚式、せっかくの余興を盛大にやってもらいたい気持ちは分かりますが、仲の良い友人を飛び越えて微妙な距離感の友人に頼むのは避けた方が無難です。
いくら盛り上げ上手の人や目立ちたがり屋の人でも、『え?俺?そこまで仲良くないんだけど・・・』という状態では、会場を盛り上げるのは難しいということを理解しておきましょう。
余興自体のクオリティはもちろん盛り上がり方を左右するものですが、それ以前に余興をする人がどういう気持ちで臨めるかということが最も重要と言えます。
これは2つめに書いたのと関連しますが、仲の良い友達に頼んで断られたら余興は諦めろ。
もう一度言います。
こいつに、お願いしよう!と思った友達に「余興やってくれない?」と頼んで断られたら、余興は諦めろ。
絶対別のプログラムを入れた方が良いです。本当に仲の良い友達なら、1つめに書いた準備期間さえきちんと設ければ、「余興とか苦手だな~」と思っても何かしら頑張ってくれるはずですから。
厳しいことを言えば、誰にも受けてもらえずにたらい回しにされてしまったら、それがあなたの人望です。面倒なことは頼まず、普通に披露宴を楽しんでもらいましょう。
余興を依頼するときに大事にしなければならないのは誠意です。“忙しい中、わざわざ自分たちの披露宴のために時間を割いて準備をしてもらう”のだということをしっかりと理解した上でお願いしましょう。
余興を頼むくらいですから、その人はあなたにとって大事なご友人なのではないでしょうか。腐れ縁の仲だったりすると、「あいつとは長い付き合いだし、いつもお互いテキトーだから別に良いんだよ!」と雑になりがちですが、普段冗談を言い合ってばかりの仲だからこそ、結婚という節目に際し、改めて丁寧にお願いしてみましょう。親しき仲にも礼儀ありです。