元司会者が語る!【披露宴の一般的な流れ&新郎新婦の動き】徹底解説

元司会者が語る!【披露宴の一般的な流れ&新郎新婦の動き】徹底解説 | 披露宴・1.5次会・帰国後パーティーは会費制結婚式の【会費婚】

2016.11.11th.

wedding-725432_960_720

こんにちは! 元司会業の経歴を持つNOTEライター@princhipesaです☆

今日も「 結婚式に関わるすべての人に役立つ情報 」を、”ズバズバ”っとお答えしたいと思います☆

一生に一度の結婚式 … 「何度か友人の結婚式に出席していて何となくの流れは分かるけど、主役ってどんな動きをするの?!」 と不安になる方がほとんどですよね。

そこで今日は結婚式のプランを練る前に知っておきたい 「 結婚披露宴の一般的なプログラム 」 「 進行時間の目安 」 「 新郎新婦の動き 」 を徹底解説! 一般的な「タイムスケジュール」と「動き」さえしっかりと掴んでいれば、余興の依頼や全体の計画を立てやすいですよ☆

それでは早速ご覧ください♪♪

 

最初に知っておきたい事

wedding-1243720_960_720

今回はホテルや結婚式場で催される披露宴スケジュール構成で、一番オーソドックスな2時間半の流れをご紹介したいと思います。 ですが、オリジナリティのある披露宴をする方や、1.5次会等の少しカジュアルな披露宴を催す方も大勢いらっしゃいますよね!

あくまで「結婚した」という事を「ゲストに披露」して「みんなでお祝いする」という事が本来のコンセプトなので、ケースバイケースで内容を入れ替える・項目を割愛しても勿論OK!

希望があるなら事前の打ち合わせでプランナーに伝えておかないと一般的な流れになってしまうので、こだわる方は「この部分をこうしたい」と具体的にリクエストしましょう。

納得いくまでプランを練って、一生の思い出に残る素敵な披露宴にしてくださいね!

 

披露宴の前半プログラム

party-1423677_960_720

半年から1年の日数をかけて準備する「結婚披露宴」… 人生の一大イベントと言っても過言ではないですよね。 このカテゴリでは、【 ゲストの入場から新郎新婦のお色直し後の再入場手前までの流れ 】をご紹介したいと思います。

また結婚披露宴はどんなにプランを完璧にしていても、必ずと言って良いほど時間が押します。

今回ご紹介する内容は、万一時間が押している時でも調節が可能なスケジュールなので是非参考にしてくださいね☆

開宴20~15分前 :ゲスト入場

挙式や受付が終わりウェイティングルームで待機していたゲストが、会場スタッフの合図と共に披露宴会場へと移動をします。 ゲストの人数にもよりますが、披露宴開始時間の30分前から受付が始まり、会場の準備が整った約10~20分前に開場という運びが一般的です。

その際に入口では、披露宴のホストである新郎新婦と両家の親族が入り口前に立ち、ゲストに挨拶をして出迎えます。 近年では両家の親族のみが入り口に立ち、新郎新婦は控室に戻り入場までゲストの前に姿を見せない… というパターンが増加中! 挙式に参加しなかったゲストは、入口に新郎新婦がいるよりもこの方が盛り上がるかもしれません。

開宴:新郎新婦の入場(約5分)

ゲストが着席して披露宴が始まると以前は司会者から入場のフリがありましたが、近年では「オープニングビデオ」を自作して入場のカウントダウンを動画で流す方が大勢いらっしゃいます。 イベント感が出てゲストが盛り上がるので、是非挑戦してください☆

新郎新婦の入場合図が出たら、お待ちかねの入場! 仲人がいる場合は仲人が、いない場合は介添人やスタッフの先導があるので後について行くだけでOKです☆

開宴5分: ウェルカムスピーチ(約5分)

高砂に新郎新婦が着いたら、披露宴開会の宣言である「ウェルカムスピーチ」があります。

仲人が以前は行っていましたが、司会が自己紹介を兼ねて開会宣言をする、また新郎自らウェルカムスピーチをするケースも増えてきました。 入場の仕方などにもよるのでここはケースバイケースと考えておきましょう。

開宴10分:両家それぞれの主賓挨拶(各5分づつ)

新郎側から1名新婦側からも1名、主賓の挨拶が始まります。 (勿論2名以上でもOK)

「主賓」というのはゲストの中で一番格の高い方、会社の上司や重役クラスの方がこの役を担います。 「わざわざ足を運んで来て頂いているゲスト」なので、司会が紹介をしたタイミングで新郎新婦は席を立ち、感謝の気持ちを込めてお辞儀をしましょう。

そして主賓から「どうぞお座りになってください」と言われるまで、席には座らないでくださいね! また挨拶が終わった後も席から立って軽くお辞儀をしましょう。

開宴20分:ケーキ入刀・ファーストバイト(約10分)

主賓のスピーチが終わると、初めての共同作業である「ケーキの入刀」と「ファーストバイト」という前半最大のイベントが始まります。 司会のタイミングで介添え人やスタッフが誘導してくれる後について行きます。 ケーキカットのナイフは新婦が両手で持ち、新郎が右手を添えて一緒にカットしましょう。

「え、ケーキの入刀このタイミング?!早くない?!」 と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、立ったり座ったり移動したり…の手間が省けるのでこのタイミングがオススメです。 料理が始まってからケーキカットをすると、ゲストが料理を楽しめないままケーキ周辺に撮影をする為の移動をしなくてはいけないのであまりオススメしません。

ケーキ入刀はゲストが一番写真を収めたいシーンでもあるので、笑顔でゆっくりとカメラ目線を送りましょう! ファーストバイトも司会者やスタッフのフォローがあるので、流れに沿っているだけでOKです☆

開宴30分:乾杯の発声(約5分)

ゲストが席に戻って少し落ち着いたら「乾杯の発声」に移ります。 基本は新郎の直属の上司や親族が行いますが、勿論その他のゲストでもOK! ただ、主賓の次に格の高いゲストになるので、よく考えて誰に依頼するか考えましょう。

乾杯の発声の前にも数分のスピーチがあり、長くなるとゲスト全員グラスを片手に長時間待たないといけない… という事になるので、事前に「スピーチは短めに」とお願いしておくとスムーズに進行が運びますよ☆

こちらも主賓の時と同じく、司会者の紹介のタイミングで新郎新婦は席から立ち軽くお辞儀をして感謝の気持ちを表しましょう。

開宴35分:歓談・テーブルフォト

ここで食事が提供され始め、「歓談」の時間が始まります。

全体の進行スケジュールが詰まっているのであれば、余興や友人代表スピーチを入れても良いのですが、ゲストはこのタイミングで新郎新婦の高砂の周りに集まります。 料理を頂くのは勿論ですが、一緒に写真を撮ったりお酒を酌み交わしたり… というテーブルフォトのひと時が、実はゲストが楽しみにしている時間なのでこの歓談の時間には余興等の予定は入れないでおきましょう。

また主賓のスピーチ等で時間が押している場合ここで時間調節が可能になるので、余興を入れない方が全体の進行がスムーズに運びます。

開宴45分:お色直し退場

前半の項目が滞りなく終わり、予定の時刻になると新婦がお色直しに席を立ちます。 タイミングは司会者が出してくれるので気にしなくてもOKです!

一般的にはまず新婦が席を立ち、介添人やスタッフの誘導に従って会場を後にします。 新郎はそのまま高砂に残り、しばらくしてから後を追ってお色直しに向かいましょう。こちらもスタッフの誘導に従っていくだけなのでご安心ください☆ 勿論新郎新婦が同じタイミングでお色直しに行ってもOKです◎

開宴60分:プロフィールビデオ・祝電の披露

主役の二人がいない時間帯は、勿論歓談の時間になります。 ゲストは美味しい料理を頂きながら、テーブルで各自の話に花を咲かせています。

ここで司会者から一部祝電の披露されるのが一般的ですが、近年ではこのタイミングで新郎新婦のプロフィールビデオを流すのが主流です。 二人がどんな家庭でどのような青年時代を過ごし、何がきっかけで二人が出会って結婚に至ったのか… という、結婚に至るまでの歴史を簡単な動画で紹介する内容です。

後の再入場に繋げるのであれば、再入場のカウントダウンイメージをプロフィールビデオの最後に入れると◎です♪

「プロフィールビデオ」について詳しくご紹介している記事があるので、是非併せてご覧ください☆

自作で頑張る人必見!!結婚式で流す【プロフォールビデオの作り方】まとめ

披露宴前半の重要ポイント

・ 入場・退場時は司会のタイミング、介添人やスタッフの誘導の通りに動きましょう。
・ 主賓・乾杯の挨拶共にゲストがスピーチをする際は席を立ち、マイクの前に立つタイミングで軽くお辞儀。 「座ってください」等と言われるまでは立っておきましょう。
・ ケーキカットは新婦が両手でナイフを持ち、新郎が右手を添えて一緒にカットしましょう。
・ 新郎は歓談のタイミングで驚く程の量のお酒を勧められますが、ほどほどにしておかないと後半・二次会が辛いので飲み過ぎにはご注意を…。

 

 

披露宴の後半プログラム

guitar-1354022_960_720

さて、ここからはお色直しをしてからの披露宴後半の流れをご紹介したいと思います。

前半は主賓のスピーチやテーブルフォトを中心にスケジュールが組まれていましたが、料理もメインに差し掛かっている後半では余興等の催し物や友人代表スピーチ等がメインになります。

こちらも勿論項目の入れ替えや余興割愛をしてもOKなので、好みの順番にアレンジしてOKです☆

開宴1時間15分:お色直し後新郎新婦の再入場・キャンドルサービス・テーブルフォト(約20分)

中座している際に流していたプロフィールビデオの最後に「再入場カウントダウン」を入れたり、司会のタイミングで新郎新婦の再入場が始まります。

再入場をする際の定番はなんといっても「キャンドルサービス」! 各テーブルを順に周り挨拶を兼ねて卓上のキャンドルに火を灯していきましょう。 キャンドルの代わりに色が変わるお水や、キャンドルと一緒に花火を使うと盛り上がりますよ☆

こちらも介添え人やスタッフの誘導があるのでその後について行くだけでOKです◎ 高砂に着いたら、お色直し後のテーブルフォトが始まります。 笑顔で一生の思い出に残る写真を撮影しましょう☆

開宴1時間35分:余興・友人代表スピーチ・祝電の披露(スピーチ5分、余興10分が目安)

新郎側・新婦側から各1組づつの余興とスピーチが一般的ですが、スケジュール次第で一組にしたり余興自体を割愛してもOKです。

披露宴はどんなに綿密にスケジュールを立てていても、絶対にその通りには運んでくれません。 あまり余興の時間を取り過ぎると時間が押してしまう原因にもなるので、よく考えて何組頼むのかを決めておきましょう。

友人代表スピーチや余興の間、新郎新婦は主賓スピーチの時の様に立つ必要はありません。 座ったまま目礼で大丈夫ですよ!

開宴2時間10分:花嫁の手紙、花束・記念品贈呈(10分)

披露宴の一番の感動ポイントである「花嫁の手紙」は是非組み込んで頂きたい演目! この感動具合で披露宴の印象が決まってしまう程に盛り上がるという事を意識して、プレ花嫁の皆さんは執筆に励んでくださいね!

花嫁の手紙の後には記念品や花束の贈呈もあるので、勿論新郎も一緒に高砂から離れます。 新婦が手紙を読み上げている間、新郎は新婦に寄り添ってマイクを持ってフォローしてくださいね☆

そのまま両親への花束贈呈や、記念品等の贈呈を行います。 両親へのプレゼントは花束が一般的ですが、生まれた時の体重と同じ重さのお米やテディベアが近年の人気記念品です☆

開宴2時間20分:ホスト側の代表謝辞(5分)

通常は新郎の父がゲストに向けて謝辞のスピーチを行うのですが、新郎新婦が自ら謝辞のスピーチをするケースが最近増えています。

「謝辞=披露宴の終わり」を告げる物になるので、しっかりと〆の言葉を最後に入れましょう。

開宴2時間25分:新郎新婦退場・閉会(5分)

謝辞のスピーチが終わったら、新郎新婦と両家のご両親がお見送りをする為に退場します。

退場の後には化粧直しやプチギフト等の準備がある場合が多いので、エンドロールの様な数分の動画があるとゲストを退屈させずに時間が稼げますよ☆

お見送りの準備が整い次第司会から閉会宣言がされ、ゲストは退場口へ向かうように促されます。

開宴2時間30分:出口にてお見送り

来て頂いたゲスト一人一人に感謝の気持ちを込めて、プチギフト等を手渡してご挨拶をしましょう。

並び方等もスタッフが指示をしてくれるのでご安心を! 一人のゲストと話し込み過ぎないよう、バランスを見て丁寧にお見送りしてくださいね☆

披露宴前半の重要ポイント

・ コスト・盛り上がり・期待を裏切らないという意味も込めて、キャンドルサービスがオススメです。
・ 友人代表スピーチは5分、余興は10分を目安にして依頼しましょう。
・ 余興や友人代表スピーチでは席を立ってお辞儀をする必要はありません。
・ 花嫁の手紙は気合を入れて入念に執筆に励みましょう。
・ 代表謝辞はしっかりと〆の言葉を入れてキッチリと披露宴を締めくくりましょう。
・ 数分のエンドロールは、見送り準備の時間が稼げる上にゲストが飽きないのでオススメです。

 

 

これで披露宴のタイムスケジュールも動きも完璧☆

いかがでしたか? 一般的な披露宴のタイムスケジュールと新郎新婦の動きをご紹介しました。

あくまで今回ご紹介したのは一般的な例なので、項目の入れ替えや削除等オリジナルにアレンジして勿論OK!

重要なのは 「 ゲストが飽きない事 」 「 みんなが楽しめる 」 というキーワード。 この2つさえクリアしていれば確実に披露宴は成功します! 

今回ご紹介した例を参考に、是非素敵な披露宴にしてくださいね!

関連記事

主賓は?受付は?スタッフは?結婚式の【 お車代・お礼・お心づけ 相場とマナー 】徹底マニュアル

爪の先までハッピーに♪先輩花嫁に学ぶ【結婚式用ネイル】実例40選

感動と絶賛の嵐!結婚式で実際に流れた【プロフィールビデオ】実例17選